佐藤柳之介!あんたは本物じゃあ!鯉の未来を照らす希望の光じゃけぇ!

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佐藤柳之介初勝利

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6月29日 ドラゴンズ 1 – 2 カープ

今日のバンテリンドーム、仕事じゃったわしはカーラジオにかじりついとったんじゃけど、もう鳥肌が止まらんかったわ! 新井監督の「期待のはるか上」って言葉、あれは本物じゃね。

ドラフト2位の佐藤柳、プロ初登板初先発で6回2安打無失点、初勝利じゃけぇ! マジで目が覚めるようなピッチングだったわ。ルーキーがいきなりあそこまで落ち着いて投げられるとか、ちょっと信じられんかったもん。

でもまあ、キャンプの時から球の出どころが分かり辛いとか、ええもの持っとるゆうて評価が高かったけぇ、わしはひょっとして開幕ローテーションもあるかと思いよった位じゃけぇ。

わしからしたら、やっと出てきてくれたかっちゅう感じよ。

それにしても佐藤柳のピッチングは、まさに圧巻じゃったね。初回から2イニング連続で3者凡退じゃろ? ベテランみたいな落ち着きぶりで、テンポよく投げとったわ。

三回にノーアウト1、2塁のピンチを迎えた時も、松葉のバントを冷静に処理して3塁封殺とか、もう何なんあの冷静さ! 普通のルーキーじゃあ、あんな場面で焦って悪送球したりするもんじゃけど、あいつは違ったね。

あのプレーは、佐藤柳がただのルーキーじゃないってことを証明しとったわ。しかもプロ初打席で右前打まで打っちゃうとか、持っとるもんが違うで、ありゃあ。

新井監督が言うように、會澤のリードも光っとったわな。ベテランの會澤がルーキーの佐藤柳をうまく引っ張ってくれたおかげじゃろ。

會澤が信頼しきってサインを出すけぇ、佐藤柳も安心して腕を振れたんじゃろうと思うよ。2軍でやってきたことを尊重して、會澤へ自分の意見もちゃんと伝えとるって、佐藤柳もインタビューで言っとったもんね。

その三回のピンチを乗り切ったあとは特にピンチらしいピンチも無く勝利投手の権利を持って6回85球で降板したわけじゃけど…。

正直、ファビアンの10号ソロとタイムリーの2得点だけじゃ、心配じゃった。

七回の島内は良かったけど、八回の栗林がイケンかった。昨日の八回は三者連続空振り三振に仕留めとったのに、今日はいきなり山本にヒットを打たれ、四球と送りバントで1死2塁3塁の一打同点の大大大ピンチじゃ!

新井監督もたまらず森浦にスイッチしたけど、岡林にチェンジアップを捉えられ、左中間を破るかという飛球を大盛がギリッギリのダイビングキャーッチ!

犠牲フライとなり1点は奪われたけど、あれが破られとったら、完全に同点じゃったし、佐藤の勝ちが消えるどころか、逆転されとったかもしれん!

でもツーアウトとなり、続くブライト健太を森浦會澤バッテリーはフルカウントからスローカーブで見逃し三振じゃ!

あの大盛のビッグプレーはホンマにチームを、佐藤を、そして栗林を救ったわ!

あっちへ行きかけた流れを引き戻したんじゃけぇ、まさに守り勝った試合じゃったね。

打線が爆発するのもええけど、やっぱりカープは守りからリズムを作って、投手を中心に試合を作るチームなんよ。

最近は打撃ばっかりに目が行きがちじゃったけど、今回の佐藤柳と會澤のバッテリー、そして大盛の守備を見て、カープ本来の姿を見た気がしたわ。

佐藤柳は「一喜一憂しない」って言っとったけど、わしらは大いに一喜一憂させてもらったで! あんなピッチング見せられたら、そりゃあ夢を見るなっていう方が無理な話じゃろう。

この1勝は、今後のカープにとって間違いなくカンフル剤になるわ。若い選手たちが「自分らもやれるんじゃ!」って自信を持つきっかけにもなるじゃろうし、チーム全体にいい影響を与えるはずよ。

今シーズンはホンマに「いい野球」ができとると思うし、このままの勢いで勝ち続けて、秋には必ず歓喜のシーンをマツダスタジアムで味わわせてくれると信じとるけぇね。

佐藤柳、あんたには鯉の未来がかかっとる! 期待しとるで!

次は誰だ!出てこい若鯉!がんばれカープ!!

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