2022年のドラ1で左のエースと期待され、あの大野さんが付けていた24番を継承する黒原。
まだ1軍での勝利が無く、今シーズンはセットポジションからワインドアップにモーションを変えてオープン戦の登板機会は無失点と好成績を残した。
しかし、先発枠の6人目はアドゥワに先を越されてしまい・・・それでも森下の離脱により繰り上げ当選で巡ってきた開幕カードの先発・・・そりゃ勝利に飢えて気負いもあれば緊張もあったことでしょう。
まさかの3球目が度会への頭部死球で危険球宣告一発退場とは・・・
(先頭打者への3球目危険球退場は2人目の最速タイ記録、セ・リーグでは初だそうです)
黒原の心情を察すれば、度会に悪いことをした。せっかくのチャンスを逃した。自分を支えてくれている人たちに申し訳ない。試合を壊しチームに迷惑をかけた。
悔しい。情けない・・・と自分を責めているのではと思いますが、幸いなことに度会は一度ベンチに下がった後、元気よく塁へ出て先制ホームを踏むどころか、2試合連続ホームランまでやってのける、正に絵にかいたようなゴールデンルーキーぶり。(悔しいけど爽やかだワ~)
というわけで気にすることはないのです。人生いろいろ、野球もいろいろ、あるのです。
新井監督は「頭に当ててしまったという精神的な部分もあると思う・・・」とメンタル面を気にしながら次回登板についてはコーチと相談すると言っているので、一旦ローテから外れるかも知れませんが、きっとまた先発を託されることでしょう。だから黒原には落ち込まず乗り越えてもらいたいですね。
ベイスターズの先発 平良拳太郎にしてやられる
昨シーズン広島との対戦はありませんでしたが、11試合登板4勝の11年目29歳に何と6回まで手も足も出ないカープ打線。
7回表に野間が何とかショートの頭を越すヒットでノーノーを免れるも後続の菊池、小園、坂倉が凡退に終わる。
このまま敗色濃厚と思われた頃、中継のアナウンサーが「マダックスか?」と言う聞きなれない言葉を発するのでググってみたら100球未満の球数で完封勝利を挙げる事で、由来はMLBのグレッグ・マダックス(通算355勝を挙げ殿堂入り)が13回も達成していたところからきているそうですね。
ただでさえ、新人開幕2戦連続HR(史上3人目、セ・リーグでは初)という記録を提供しているのに、これ以上不名誉な負け方は勘弁してくれ~と祈っていたところ、9回にようやく広輔、野間、小園で1点返し平良を引きずり下ろすことが出来ました。
しかし、結局その1点止まりで負けてしまい、昨年と同じく連敗スタートかとため息です。
とはいえ、同じ負け試合でも1点取ると取らないとでは大違い。これは明日にきっと繋がると前向きに捉えましょう。
明日は先発アドゥワ誠が「マダックス」を達成し、田村が3打席連続HRを打つような記録的勝利を見てみたいけど・・・無理は言いません。
まずは何でも良いので1勝して広島へ帰ってきてください。がんばれカープ!