カープ試合所感

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宇草孔基 今季第2号の2ランホームランで勝利へ導く!チームは4連勝で5割復帰!

4月23日対ヤクルト3回戦は、今季初の神宮球場。昨季は2勝10敗と大きく負け越した鬼門でしたが先発床田寛樹の見事なピッチングと宇草孔基のツーランホームランで2-0と勝利しました。チームは引き分けを挟み今季初の4連勝となり5割に復帰しました。 先発の床田は8回116球4安打7三振2四球無失点と抜群の安定感を見せてくれましたね。 得点圏にランナーを置いたのは初回だけで、2回以降は3塁はおろか2塁さえも踏ませない圧巻のピッチング。 セ・リーグ打撃部門で上位に名を連ねるクリーンナップのオスナ・村上・サンタナは、7回のサンタナの単打だけと、ほぼ完ぺきに抑え込んだのは素晴らしかった。 とくに要注意の4番村...
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1点先制されるも降雨コールドに救われ0-0の引き分けに

4月21日対巨人6回戦は、小雨降る中で始まり大瀬良と高橋礼の投げ合いは5回まで0-0と互いに得点圏であと1本を出させない粘り強い投手戦となりました。 4回に坂本・岡本の連続ヒットなどで1死満塁となった場面では、小林のセーフティスクイズを大瀬良がグラブトスでホームインを阻止、続く吉川はフルカウントからレフトフライに打ち取り、この試合最大のピンチを切り抜け5イニングを85球4安打無失点。 大瀬良は、この他2回と5回を合わせて3イニングで得点圏にランナーを背負いますが要所を締める粘りのピッチングを見せてくれていました。 打線のほうは前回対戦と同様アンダースローの高橋礼に翻弄され4安打を放つも2併殺を...
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森下暢仁 12安打浴びるも7回途中2失点の粘投で今季初勝利

4月20日対巨人5回戦は、6-2 とチームとして今季巨人戦初勝利で引き分けを挟み3連勝。森下は今季先発登板2戦目で初勝利を手にし、2021年以来続く対巨人10戦負け知らずの7連勝となりました。 森下はこの試合6回と3分の1を打者31人に対して105球12安打4三振1四球2失点という内容で前回登板に続くクオリティスタートではありましたが、12安打も打たれながらよく2点でしのぎましたね。 2回を除いては、毎回ヒットを打たれ4度も得点圏にランナーを背負う苦しいピッチング。 そこは、自身が要所要所でギアを上げたこともありますが、バックの固い守りにも助けられたことが、大きかったと思います。 3回2死1塁...
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力投の九里亜蓮 またしても打線の援護なく今季初勝利ならず 0-0の引き分け

4月19日対巨人4回戦は延長12回の末、スコアレスドローに終わりました。(うーん、チャンスは、いくつかあったのに惜しかった) 今季4度目の先発となった九里は、前回東京ドームで9失点という屈辱的な負け方をした巨人に対してリベンジすべく燃えていました。 最初から飛ばし気味の九里は初回2死から3番門脇を空振り三振に仕留めた場面では思わず雄たけびをあげるという気合の入れよう。 再三、得点圏にランナーを背負う場面もありましたが、気迫あるピッチングで後続を断ち、6回109球2安打6三振4四球無失点と好投しました。 しかし、またしても打線が戸郷を打ち崩せずカープも無得点。この日も力投の九里を援護することはで...
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これぞ広島野球 ダブルスチールで加点!救援陣も無失点リレーで2連勝!

4月17日対DeNA5回戦は、2回表に牧のソロで先制されるも、3・4・5回に押し出し四球や足技を絡めた得点などで着実に加点していき、終わってみれば5-1の快勝となりました。 見せ場は1-1同点の4回裏でした。先頭の田村がライト前ヒットで出塁すると、矢野の送りバントをピッチャー濵口が1塁への送球をもたつきオールセーフで無死1・2塁。 続くアドゥワ誠の打順で、新井監督は代打二俣翔一を送ります。ここまで64球7安打6三振1失点と粘りのピッチングを見せていたアドゥワだったのですが・・・ ファンとしては勝利の権利が掛かる5回まで投げさせたいし、この場面は送りバントで良いのになぜ?と思いましたよね。 新井...
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好投の床田寛樹 今季初勝利! 打線爆発 今季最多11得点で連敗脱出!

4月16日の対DeNA4回戦は、今季ともに最多の15安打11得点でお祭り騒ぎの大勝となりました。投打がかみ合い、たくさんの選手が活躍する話題てんこ盛りのナイスゲームでしたね。 先発の床田は7回96球を投げ6安打を打たれながらも要所を締め、宮崎のソロと内野ゴロの間の1点と、ピンチの場面にも冷静なピッチングで2失点と試合を作りました。 打っては、3回2死満塁からジャクソンの初球を捉えレフト前へタイムリーヒットを放つなど投打二刀流の活躍を見せ、試合後のヒーローインタビューでは笑顔で「クッソ嬉しかったデス!」と観衆を沸かせました。 その床田をリードする坂倉は2号ソロを含む3安打、今季初の猛打賞となり開...
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好投のハッチを援護できず今季2度目の同一カード3連敗喫す

4月14日対巨人3回戦は、1-2で負けてしまいました。中日に続く今季2度目の同一カード3連敗で最下位に転落です。 来日2度目の先発となったハッチは6回を打者25人に対し103球4安打5三振3四球2失点と前回を上回る好投を見せました。 しかし、打線は巨人先発の高橋礼の前に沈黙、アンダーハンドの緩急に苦しめられ7回まで僅か2安打。 唯一の得点シーンは3回でした。先頭の矢野が3塁への強襲ヒットで出塁すると、続くハッチがバントで1死2塁とし、野間1B1Sの3球目に矢野が見事三盗を決める。そして野間が4球目のスライダーを引っかけ1塁ゴロの間に矢野が生還。 ここは、連打がなくてもタイムリーヒットを打てなく...
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森下暢仁 今季初先発 好投するも不運な1失点 チームは今季初のサヨナラ負け

4月13日対巨人2回戦は、右ひじの張りで開幕ローテーションを外れていた森下が復帰、今季初登板初先発となりました。 森下はストレート主体でストライク先行の力強い投球で6回を打者24人に対し89球5安打5三振1四球1失点のナイスピッチングを見せてくれました。 その1失点も完全に打ち取った当たりが「そんなのありか~?」というような東京ドーム特別ルールにより不運に見舞われただけ、森下完全復活と見てよいでしょう。次回に期待です。 不運な場面は、6回ウラでした。1死2塁で岡本和真は初球のストレートをフルスイング、打球は高々と上がり内野フライと思われ、当の岡本もバットをたたきつけて悔しがっていました。 しか...
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6回に突如乱れた九里亜蓮 自己ワーストタイ9失点でKO

4月12日対巨人1回戦は、今季初勝利を目指し臨んだ3度目の先発登板だった九里でしたが、6回途中降板で負け投手となってしまいました。 試合は初回に堂林の2点タイムリーで先制し、2回ウラ坂本にソロホームランを喫するも、3回は菊池のタイムリー、4回には坂倉のソロホームランで4-1とリードを広げ、ここまではカープのペースでした。九里の今季1勝目を手にしそうだなと思い始めていたのですが・・・ 4回ウラに2死後、今季絶好調の4番岡本に一発を食らったのが良くなかった。せっかく3球でツーナッシングと追い込みながら4球目は、どうぞ打ってくださいとばかりにど真ん中のストレートでしたからね。勿体なかったし、これが6...
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田村俊介 9回決勝タイムリー 「1-0」の完封で阪神に連勝

息詰まる投手戦に終止符を打ったのは、ついにやってくれました期待の若手筆頭、田村でした。今季はこれまで11試合中10試合に出場機会をもらい、打率こそ2割ですが非凡なセンスで長打を放つ場面もあり、ヒーローになるのは、いつかいつかとファンをやきもきさせていました。 ついにヒーローとなる決勝打を放つシーンを振り返ってみましょう。 0-0の9回、先頭の小園が好投の西勇輝からゲラへの代わりばな、初球インコースに食い込むスライダーをうまくライト前へ運びました。 続く4番堂林は3割5分3厘とリーグ2位の高打率にもかかわらず、送りバントを命じた新井監督・・・勝利への執念を全員に伝える意図もあったのでしょう。堂林...
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小園海斗 呪縛を解く価値ある凡打!遂に0行進を止め甲子園連敗も止めた!

じつに37イニング目、誰もが待ち望んだ1点が遂に入りました。本当に涙が出るくらい嬉しかったですね。その得点シーンを振り返ると・・・ 対阪神2回戦は初回、先頭の野間が伊藤将司の3球目132キロのカットボールを見事に捉えライト線へのツーベースで出塁すると、新井監督も危機感の表れか手堅く菊池に送らせ、続く3番小園が2球目外寄りのストレートを当てるだけのボテボテのショートゴロで、野間がホームインとなりました。 この試合の勝利は、この初回の攻撃がすべてだったように思います。もちろん先発アドゥワや益田ら投手陣もよく投げましたが、野球はやはり点を取らないと勝てません。 この泥くさい先取点で選手全員にかかって...
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黒原拓未雪辱の好投もカープ打線沈黙 3戦連続完封負けの地獄~10連敗中の甲子園で勝てるのか?

誰もが固唾を飲んで見守ったことでしょう。前回登板でたった3球で降板した黒原。リベンジはなるのか? 期待と不安が入り混じった立ち上がりは、8球で2死とし3番 高橋周平には最速150キロのストーレートでカウントをかせぎ最後は139キロのカットボールで空振り三振に仕留めました・・・(いいじゃないですか!) 続く2回こそカリステに147キロのストレートをレフト前ヒットを打たれますが後続は断ち切り3回4回は難なく三者凡退に抑えました。これは、期待以上じゃないか・・・初勝利が見えてきたぞ・・・とみんな思ったのではないでしょうか。 しかし勝ち投手の権利がかかる5回1死1塁から宇佐見に初球144キロのストレー...
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来日初登板初先発のハッチ 5回3失点で負け投手に~2試合連続完封負けの屈辱

4月6日対ドラゴンズ2回戦は来日初先発のハッチが5回を投げ102球8安打1四球3失点、打線は10安打を放つも得点に至らず0-4で2試合連続の完封負けとなってしまいました。 ハッチは全体的にストレートの走りが良く変化球もよくキレていたと思います。2度あった満塁のピンチも広輔の美技に助けられたこともありますが何とか切り抜けていましたし・・・ ただ、3回に中田に打たれた犠牲フライは仕方ないにしても5回のツーアウトをとった後での101球目となる細川への初球は完全な棒球でしたね。見事にバックスクリーンへ運ばれ3点目を失うことになりましたが、ちょっともったいなかった。 しかし、来日初登板だし、スライドした...
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九里亜蓮2試合連続の好投も打線援護なく零封負け~田村のタイムリーエラーが決勝点

今季マツダスタジアムで初登板の九里は前回以上の好投を見せ、6回までは無安打無失点と快挙達成かと思わせました。 7回 先頭の三好に初安打を許すも全く気落ちすること無く、続く大島をインコース低めに落として空振り三振を奪い、高橋周平を1-6-3のダブルプレーで難なく片付けたあたりはさすがでしたね。 8回 中田翔にツーベースを打たれ無死2塁の状況となっても、今日の九里の内容ならきっと抑えてくれるだろうと信じていましたが、続く細川にライト前に運ばれ田村のミスもあり、ついに失点してしまいました。 ここでライト田村がファンブルしてしまったのには、いくつか要因があったと思います。まず走者が中田翔から田中幹也に...
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松山竜平「鹿児島のばあちゃん天国のじいちゃんきょう俺やったよ!」チャンスが潰れても諦めない!粘りの打線で逆転勝利!!

今季初登板の大瀬良は、右ひじ手術明けとは思えない躍動感のあるピッチングで5回までは、無四球の被安打4で無失点。6回に先頭の塩見に初球デッドボールを与えてから乱れてしまいましたが、全般的には緩急を使い分けよく投げてくれました。次回はもっといいものを見せてくれるでしょう。 ヤクルト先発の高橋奎二ですが、さすがサムライ、良い投手ですね。中盤までとても打てる気がしませんでした。左対策として秋山、坂倉らを外してまで右打者を揃えて臨みましたが、チェンジアップに翻弄され6回まで散発3安打、2塁に到達したのは1度だけ、外野にフライも飛んでいないという状態でした。 その左対策としてウエスタンでは3割5分3厘2本...
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野間峻祥が攻守に躍動!先発床田寛樹の好投!マツダスタジアム地元開幕戦を勝利に導く!!!

4月2日、待ちに待ったマツダスタジアムにヤクルトを迎えての地元開幕戦は、中盤まで息の詰まる投手戦となりました。 カープの先発は、昨シーズン11勝を挙げた左のエース床田。対するヤクルト先発は昨シーズン6勝の小澤。 小澤が6回91球を投げカープ打線を2安打無失点に抑えると、我らが床田は7回115球を投じ、被安打3、奪三振9のナイスピッチングと野間のビッグプレーにも助けられ、こちらも無失点。 そのビッグプレーとは・・・3回表ヤクルトの先頭は今季現役ドラフトで巨人から移籍の北村拓己が、2B2Sからの5球目を引っ張り三遊間を抜けるレフト前ヒットで出塁。続く9番小澤に送りバントを決められ1番塩見には四球を...
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復活のアドゥワが好投しベテラン広輔の一発で逆転!カープ今季初勝利!!

よくやったアドゥワ誠!完全復活だ!5回3安打1失点で1勝目!! 2018年には53試合に登板し3連覇に貢献したアドゥワ誠でしたが、2020年に受けた右ひじ手術後は3年間1軍で投げる事はできず、戦力外か?トレード要員か?とまことしやかに囁かれるようになっていました。 しかし昨季は、ようやく14試合にリリーフでの1軍登板を果たし防御率3.24とまずまずの成績を残し復活を印象付けました。 そして今季開幕前のオープン戦ではオフに習得したカーブが活きたか、最終のソフトバンク戦を3回1安打無失点と好投し開幕カード3戦目の先発を勝ち取ったのでした。 それでも公式戦での先発は2019年8月以来じつに5年ぶり・...
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カープ開幕2戦目 黒原投手危険球退場 度会に2試合連続被弾にあわやノーノーと惨敗に終わる

2022年のドラ1で左のエースと期待され、あの大野さんが付けていた24番を継承する黒原。 まだ1軍での勝利が無く、今シーズンはセットポジションからワインドアップにモーションを変えてオープン戦の登板機会は無失点と好成績を残した。 しかし、先発枠の6人目はアドゥワに先を越されてしまい・・・それでも森下の離脱により繰り上げ当選で巡ってきた開幕カードの先発・・・そりゃ勝利に飢えて気負いもあれば緊張もあったことでしょう。 まさかの3球目が度会への頭部死球で危険球宣告一発退場とは・・・ (先頭打者への3球目危険球退場は2人目の最速タイ記録、セ・リーグでは初だそうです) 黒原の心情を察すれば、度会に悪いこと...
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2024年広島東洋カープ公式戦 初の開幕戦先発の九里亜蓮 粘投実らず

初の開幕投手を任された九里は、1回、2回ともに3者凡退に切って取る完璧な内容でした。 打撃陣は、あの最多勝投手の東を3回1死から5連打と犠打で3点を先制し 真っ赤に染まるレフトスタンドを大いに盛り上げてくれたのですが・・・ 直後の3回裏にシャイナーのまずいプレーもあり1死1・2塁からオープン戦首位打者のドラ1ルーキー度会に高めに浮いた初球のスライダーをライトスタンドへ運ばれてしまい同点スリーラン・・・ それ以降は、連打を浴びた場面もあった九里でしたが要所を締め7回を無四球の89球で本当に良くやってくれました。 今シーズンのチーム初打点は開幕4番の堂林 打撃陣は先制タイムリーヒットの堂林をはじめ...