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6月2日対ソフトバンク3回戦は、9回2死から完封負けを免れる起死回生の同点スリーランを田中が放ちましたが、最後は近藤健介にサヨナラホームランを打たれ3-5で敗れました。
これで今季は3度目のサヨナラ負けで、同一カード3連敗も3度目となり巨人と入れ替わり首位陥落となりました。
しかし、福岡ドームで勝てないですね。2018年から2分けを挟み10連敗です。今度、ここで戦うのは今年の日本シリーズだろうから、その時に連敗をストップし、やり返さなければなりませんね!
カープの先発は、ここまで5勝を挙げているアドゥワ誠でしたが、この日は今ひとつ制球が定まりませんでした。
佐藤直樹に1回と3回の2度にわたる死球を与えたり、2回は近藤健介ソロホームランと中村晃、柳町達の連続ツーベースで先制となる2点をあっさりと献上。
4回は近藤、中村連続四球のあと柳町に、この日2本目となるタイムリーヒットを打たれます。
そして5回ツーアウトを取り、栗原陵矢を迎えたところで交代を告げられ、4回と2/3を79球4安打3三振4四死球3失点でマウンドを降ります。
新井監督談「日曜日だから中継ぎを使いやすいというのもあったけど、今日(のアドゥワ)は制球に苦しんでいるように見えたので。中盤から終盤にさしかかっているところで、次の1点を取られるとキツいと思ったので、ちょっと早めにチェンジしました」
打線の方は、ホークス先発の43歳和田毅に5回までと3投手のリレーで8回まで無失点に抑えられます。
その間何度か得点圏にランナーを置きますが、あと一本が出ず2日前の2回から0行進が続きます。
野球は筋書きのないドラマ
そして9回はヘルナンデスを相手に小園海斗がセンター前ヒットで出塁、末包昇大は三振のあと石原貴規がレフト前ヒットで繋ぎ1死1塁2塁とチャンスが広がりますが代打會澤翼はあえなく三振・・・
いよいよ2試合連続完封負けが近づいてきたという雰囲気の中で、7回に二俣翔一の代打で三球三振していた田中広輔が2球目でした・・・
外角高めのストレートを振りぬくとライトスタンド中段へ飛び込む起死回生の同点ホームランとなりました。
この時ばかりは、ホークスファンで埋まるライトスタンドはため息に包まれ、逆にカープファンでいっぱいのレフトスタンドは歓喜に沸き涙する人も・・・
「広輔がホームランを打った試合は勝つ」を信じてこのまま逆転を夢見ましたが、追い上げはここまで、
最後は延長10回島内颯太郎が簡単に2死を取ったあと緒方理貢にファールファールで粘られフルカウントからの8球目がボールとなり出塁されてしまいます。
そして近藤にはストライク先行で追い込みながらカウント1B2Sからの低めのチェンジアップをライトへ2ランホームランを打たれゲームセット(あの球を打たれたのなら仕方ない・・・)
9回に諦めかけていた時に感動の同点ホームランが出たときは、いわゆる「流れ」がカープに傾き、逆転勝ちというドラマになるのかと思いましたが、結局サヨナラホームランというドラマになるとは、野球の神様もなかなか意地が悪い・・・(広輔が本塁打を放った試合の連勝は12でストップしてしまったじゃないか~)
しかし、まあ、9回にそのまま完封負けせず意地を見せてくれた広輔には感謝です。
新井監督談「本当に広輔、よく打ったよね。素晴らしいホームランだったよね。ベテランの技術と経験と、決め。広輔の強みでもある“決める”ことができるから。技術と経験が詰まったすごいホームランだったと思います」
さあ、この試合も負けて4連敗となったわけですが、最後の粘りは次の試合に必ず繋がると信じて、4日からの日ハム戦に期待しましょう。
そして連勝できるようにしっかりと応援しましょう。
5日は現地で応援するぞ!がんばれカープ!!