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7月13日 対ヤクルト11回戦は、0-0のまま延長戦に突入し、11回のウラ、石原が自身初となるサヨナラホームランを放ち1‐0で勝利しました。
カープ先発の大瀬良大地、この日は制球に苦しみ、実にフルカウントが8度と球数を要しながら粘りのピッチング。
それでも要所を抑え、6回113球2安打6三振3四球無失点で試合をつくり、10試合連続のクオリティスタートを達成します。
そしてリーグトップの防御率は0.88まで伸ばしました(素晴らしい!)
特に痛快だったのは、ランナーを置いた場面での村上宗隆との対戦が3度ありましたが、3三振を奪ってくれたシーン。
1度目は、初回2死1塁でフルカウントから外角低めギリギリのストレートで見逃し三振。
2度目は、3回2死2塁で2B2Sからストレートもカットボールもファールで粘られますが、8球目外寄りのカットボールで空振り三振。
3度目が、6回1死2塁でフルカウントからの6球目外角低めのフォークボールで見逃し三振、と完璧に封じ込みました。
このところ調子を落としている村上とはいえ、リーグ2位の15本塁打ですからね。
何をきっかけに目覚めさせるかわからないので良かったです。
ちなみにこの日はリリーフ陣も村上を三振に仕留め、1試合5三振は村上にとってプロ初となったそうです。
無失点リレーの投手陣が流れを呼ぶ
一方、カープ打線も、スワローズ投手陣から、なかなか点を奪えません。
特に終盤の6回からは毎回得点圏にランナーを送りながらあと一本が出ない嫌な流れでした。
無死1塁2塁で送りバントを失敗してみたり、タイムリーとなりそうな強い打球が野手の正面を突いたり、ことごとくチャンスが潰れていきました。
こういう攻撃のあとは、得てして投手陣のリズムが狂ってしまい、突然一発を浴びたり不運な失点で負けるということが多いもの・・・
とてもイヤーな感じがしていましたが、そこは我らがカープ救援陣。
ハーンが7回を三者凡退、塹江敦哉が8回を三者凡退、栗林良吏が9回を三者凡退、森浦大輔は10回に1安打を許すも無失点・・・
そして11回は黒原拓未が2死から岩田幸宏をボテボテのショートゴロに打ち取りますが、二俣翔一の悪送球エラーで出塁を許します。
しかし、最後は村上を149キロど真ん中ストレートで空振り三振に仕留めます。
こうした投手陣の踏ん張りが、良い流れをつくったのでしょう。
そのウラ、先頭の石原貴規が見事に大仕事をやってのけてくれました。
代わった田口麗斗から初球のスライダーを見送り、2球目甘く入ってきたスライダーを完璧に捉えた打球はレフトスタンド看板に直撃する、自身初のサヨナラホームラン!(やった!やった!サイコー!)
新井監督談「もう最高ですね。ちょうど(藤井)ヘッドと『コイシ(石原)、スライダーをホームラン打ってくれないかな』と、ちょうど2人で話していたところ、パカーンと打ったので。本当に見事なホームランでしたね」
思えば、前回のサヨナラ勝ちもマツダでヤクルト相手、雨の中、田口から石原がファールで粘り四球をもぎ取ったあとに坂倉将吾のサヨナラ打を呼び込んだのでした(石原は持ってますね!)
今季2度目のサヨナラ勝ちとなり、マツダスタジアムでは対ヤクルト戦は7戦全勝。
黒原は嬉しいプロ2勝目となりました。
貯金は5つに戻し、首位巨人とのゲーム差は1と変わらずですが、いい位置ですね。
この試合のように得点力の弱さを投手力でカバーし、頑張ってる投手陣になんとか報いようと粘る打線の相乗効果で、このまま突き進んでもらいたいですね。
次の試合も勝って連勝を伸ばしていきましょう。
投手陣も野手陣もその粘りがいいぞ!がんばれカープ!!
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