痛恨の激突! 森下 渾身の投球も報われず 宿敵阪神に屈す

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矢野ふぁび

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5月30日(金)カープ 2 – 5 タイガース

ああ、またしても宿敵阪神に苦杯をなめることになるとはのう… まったく、野球っちゅうもんは、ほんの一瞬の油断が命取りになるもんじゃ。

今日のマツダスタジアムでの一戦、あの五回の守備は、ほんまに言葉が出んかったわ。

先発の森下、ほんまによく投げとったと思うんよ。初回から気迫のこもったピッチングで、阪神打線を封じ込めとったじゃん。

二回、モンテロのタイムリーツーベースで先制したときは、「よっしゃ、このまま押し切っちゃるで」って、わしもガッツポーズしとったんじゃ。

でもね、野球はそう簡単にはいかんのよ。五回2アウトからの近本の同点タイムリー。あれは痛かった。チェンジアップが抜け切れてなかったんよ。

その後の2アウト2、3塁で、まさか普通のレフトフライがあんなことになるとは… 矢野とファビアンが激突しての落球。ボールが転々とする間に2人が生還じゃ。

ファビアンはミーが取る!って声を出しとったんじゃけど、歓声で声がかき消されてしもうたんじゃろう。

そして矢野はバッターが3番森下でレフトは深めに守っとるはずじゃけ、こりゃ自分が行かにゃいけん思うてあっこまで追いかけた結果なんよ。

あれは記録上は矢野のミスになったみたいじゃけど、どっちが悪いとかそんな話じゃないんよ。二人とも必死にボールを追う中で起きてしまったアクシデントじゃけぇ。でもね、あの2点が重すぎた。

守備のミスは、やっぱり痛い

もちろん、プロの選手じゃけぇ、ああいうミスは防いでほしかった気持ちもある。でもね、あのプレーは二人とも「絶対にアウトにする」っていう強い気持ちでボールに向かっていった結果だと思うんよ。

アクシデントじゃ。誰かを責めるつもりはないんじゃ。でも、あの失点がなければ、試合の流れは全然違っとったかもしれん。森下の粘りのピッチングが報われてほしかったのう…

それにしても、阪神のピッチャーもええんじゃ。村上もそうじゃし、石井も岩崎も、なかなか打ち崩せん。

カープ打線も、二回のモンテロのタイムリー以降、なかなかチャンスを作れんかったのが、ちょっと気がかりじゃね。もっと積極的に攻めていかんと、なかなか相手を揺さぶれんのう。

でもね、まだシーズンは終わっとらんのじゃ。たった1敗で下を向いとったら、カープファンがすたるちゅうもんよ。

わしらは、何度も何度も悔しい思いをしながら、それでもカープを応援し続けてきたんじゃけぇ。あの3連覇の歓喜を知っとるわしらからしたら、まだまだこれからよ。

未来への希望を胸に

若い選手たちも、必死にくらいついていこうとしとるのが伝わってくる。佐々木もスタメンで出場して常にフルスイングじゃし、矢野も四回の守備ではタイムリーヒット性の打球をアウトにしとったし。

九回に途中出場の中村奨成の足で稼いだ内野安打もあったし、それをきっかけにモンテロが今日2度目のタイムリーじゃったし!どの選手もまだまだ期待できるじゃろう。

それにしても野球に「たられば」は禁物じゃが、あの激突がなければ普通にスリーアウトチェンジじゃったけぇ、負けてなかったじゃろう。ほんま悔しいかぎりよ。

しかしこの悔しさをバネに、また明日から、一戦一戦、全力で戦ってくれると信じとる。新井監督も、きっと選手たちを鼓舞してくれるはずじゃ。わしらは、最後までカープを信じて応援するだけよ。

さあ、顔を上げて、また明日からじゃ。カープの底力を見せつけてやろうや。わしは信じとるで。カープが必ず、またわしらを最高の気分にさせてくれるって。それまで、わしらも熱い声援を送るけぇの。

こんな日もあるさ負けるなカープ!がんばれカープ!!

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