九里亜蓮 野手陣・救援陣の全員に支えられ 涙の初勝利!

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九里初勝利

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5月18日対巨人8回戦は4-3で勝利。先発の九里が今季8戦目の登板でついに勝利投手となりました(長かったですね・・・ヒロインでは涙声でインタビューに応えていました・・・こちらも聞きながら涙目でした)

この試合は見せ場がたくさんありました。

まず、2点を追う4回ウラの攻撃は1死から5番坂倉将吾がこの日2本目となるヒットをライト前へ打ち出塁します。

続く二俣翔一はショートゴロで併殺となりかけますが全力疾走で1塁はセーフとなり2死1塁で次打者は今季6打数ノーヒットの羽月隆太郎・・・(正直あまり期待していませんでした)

でしたが、何が何がレフトオーバーの2ベースヒットを放ち、二俣は1塁から長駆ホームインで1点を返します(大変失礼いたしました)

5回は林晃汰のレフト線2ベースヒット、秋山翔吾のセンター前ヒットで1死1塁3塁のチャンスをつくりますが・・・

続く矢野雅哉のサードゴロで3塁走者は林の代走大盛穂が3本間に挟まれタッチアウトで得点できません(がっかり)

しかし挟まれる間にランナーはそれぞれ進み2死2塁3塁と何とかチャンスを残します。

そしてここで迎えるは、この日は3番に入った小園海斗。俄然期待は高まり、大声援の中、見事期待に応える三遊間を抜ける2点タイムリーで3-2と逆転します(ホントに凄い!鳥肌が立ちましたね)

これで九里の勝利投手の権利が発生しますが、毎回ランナーを背負う苦しいピッチングで6回も先頭の岸田行倫にいきなり右中間へ2ベースヒットを打たれてしまいます。

そして97球を投げ1死3塁となった場面で次打者のピッチャー赤星優志に代打長野久義が告げられたところで降板となります(1点差を守りきらなければ九里の勝利が消えてしまう・・・)

代わった森浦大輔は長野に対しストライク先行していましたが、フルカウントの末、四球を選ばれ1死1塁3塁とピンチを広げてしまいます(でも外野フライなどで同点にならなくて良かった~)

続く丸佳浩には2B1Sからの4球目145キロのストレートを打ち返されますが、強いゴロはセカンド矢野の真正面で4-6-3のダブルプレー!

これはナイス森浦でした。ボテボテのゴロで併殺崩れでも同点の場面で一番欲しいゲッツーをよく取ってくれました。九里もベンチで両手を突き上げガッツポーズでした。

そのピンチを切り抜けた6回ウラ、先頭の坂倉が代わった大江竜聖の2球目を振りぬきライトスタンド最前列へ飛び込むホームラン・・・

これは4-2と点差を広げ九里の勝利を引き寄せる一打であり、自身この日3安打目となり、このところの不振から完全復活となる一発となりましたね。

そして7回以降は、いつもどおり救援陣がスイスイと無失点リレーとなるのだろうと思っていましたが・・・

野球は最後まで分からない

7回は矢崎拓也が1死から吉川尚輝をフルカウントの末四球で歩かせてしまい岡本和真にはレフト前ヒットで1死1塁2塁のピンチを招きますが、坂本勇人はセンターフライ、秋広優人はレフトフライに打ち取り、なんとか切り抜けます。

8回は島内颯太郎が先頭の小林誠司に初球をライト前ヒットで出塁され、2死から丸にレフト前へ運ばれ、ここでも1塁2塁のピンチとなりますが、オコエの強いライナーはサード羽月の真正面で助かりスリーアウト。

9回は栗林良吏、今季18試合0勝1敗11S防御率0.53の絶対的守護神で勝負あったと思って安心していましたが・・・

なんと先頭から吉川、岡本に連続ヒットを浴び無死1塁2塁のピンチとなります。

迎えるはこの日2安打の坂本。カウント2B2Sからの5球目カットボールをはじき返され三遊間を抜けるヒットがレフト末包のファンブルもあり1点差に詰め寄られるタイムリーとなります。

ピンチは続き無死1塁2塁から秋広をファーストゴロに打ち取りますが併殺は取れず1死1塁3塁。

続く小林にセーフティスクイズを1塁側へ転がされますがファースト二俣翔一が素早く捕球し倒れこみながらのストライク送球で間一髪タッチアウトはリプレイ検証でも覆りません。

この日の二俣は打つ方で2度も送りバントを失敗していましたが、このプレイはチームを九里を栗林を救いましたね。(素晴らしい!)

それでもピンチはまだ続き・・・

ワイルドピッチと四球で2死満塁となり、代打成績5割という萩尾匡也を迎えます。
フォアボールも許されない場面で2B2Sからのフォークを見極められフルカウントまで持ち込まれます。

誰もが固唾を飲んで見守る6球目149キロのストレートで空振り三振に取りゲームセット(しゃー!と吠えガッツポーズの栗林)

九里談・・・「本当になかなか勝てなくて苦しかった。(勝てて)良かった。野手の方にしっかり守ってもらいましたし、試合途中にアキ(秋山)さんに“自分のリズムでどんどん投げ込んでいけ”と言葉をかけてもらった。そこから自分なりの投球はできたと思う」

いやー、実にハラハラドキドキの展開ですごい試合となりましたが、チーム全員が絶対勝って九里にに初勝利をという気持ちが伝わる良い試合でしたね。今季一番のベストゲームと言っていいでしょう。

チーム一丸となった今、首位まで1.5ゲーム差は、もう射程距離です。次からも勝って交流戦までに首位に立っておきましょう。

首位は目の前だ!がんばれカープ!!