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6月29日 対巨人11回戦は、1‐1の9回表、前夜のお返しとばかりに菊池が勝ち越しのソロホームランを放ち2‐1で勝利しました。
試合開始前まで29イニング無失点継続中の大瀬良大地は、この日も安定感のあるピッチングで立ち上がります。
先頭打者は前日の試合でサヨナラホームランを含む4安打と絶好調の丸佳浩を見逃し三振に仕留めると、そのまま後続も断ち三者凡退に抑えます。
打線は2回表ジャイアンツ先発のグリフィンに対し1死から4試合ぶりのスタメンとなる二俣翔一が右中間へツーベースヒットで出塁・・・
続いて、こちらは3試合ぶりのスタメン矢野雅哉がフルカウントから6球目のストレートを流し打ちレフト線ライン際へ運ぶ先制のタイムリーヒットとします(ナイスバッティング!若い二人だけでよくやった!)
ーーーグリフィンは結果この試合8回を投げ107球、被安打2、12奪三振、1四球、1失点と好投していたので二俣と矢野は本当によくやってくれましたねーーー
一方、大瀬良は6回まで無失点を続けていましたが7回でした・・・
先頭の吉川尚輝にライト前ヒットを打たれ、ヘルナンデスはライトフライに打ち取りますが、4番岡本和真にレフト線へのツーベースヒットで1死2塁3塁のピンチを招きます。
そしてここでピッチャー交代、左打者対策として塹江敦哉に賭けます。
塹江は大城卓三に対し初球148キロのストレートでファーストゴロに打ち取り、一人の打者にたった1球で降板させ、今度は右打者対策として森浦大輔にスイッチするという小刻みなベンチワークです。
森浦は岸田行倫を三球三振に仕留め、この回のピンチを切り抜けるとベンチで大瀬良も大喜びでした。
このふたりの火消のおかげで大瀬良の連続無失点記録は35回1/3まで伸びました。
大瀬良談「本当に守ってくれているおかげというのはある。僕が投げている時はチームとして、0を継続できていると捉えている。僕だけじゃなくてチームみんなの記録」
しかし本当のピンチは8回に待っていました・・・
8回はセットアッパー島内颯太郎が登板しますが、ピリッとしません。1死を取ったところで門脇誠に対してストレートの四球を与えてしまいます。
立岡宗一郎はバント失敗で2死1塁としますが、丸にセンター前ヒットを打たれ、続く吉川にもストレートの四球を与え2死満塁の大ピンチとなりました。
タイムを取りマウンドに選手が集まり、ここでピッチャー交代かと思われましたが・・・
珍しく新井監督自らマウンドへ向かい(今季初)、二言三言声をかけ島内の背に手をやりながら激励し、続投させます(ちょっとこのシーンはグッときましたね)
この新井監督直々の激励に島内が意気に感じて、このピンチを切り抜けるだろうと勝手に想像していましたが・・・
続くヘルナンデスの1塁左への強いゴロに堂林も飛びつきますが惜しくも弾いてしまい1塁セーフ3塁ランナーホームインで同点とされてしまいました(くー、やられた~)
それでも島内はなおも続く2死満塁のピンチに岡本をショートゴロに打ち取り逆転は許しませんでした。
それが9回表の攻撃に繋がりましたね・・・
ジャイアンツのピッチャーはグリフィンから抑えのバルドナードに代わり、簡単にツーアウトを取られますが、ここからでした・・・
菊池が2球ストレートを見送った後の3球目チェンジアップに少し泳ぎながら振り抜いた打球は赤く染まったレフトスタンドの最前列に吸い込まれる勝ち越しのホームランとなりました(鳥肌がたったぞ~ナイスバッティング!)
前日はマルの日でしたが、この日はキクの日でしたね。
菊池談「毎試合、毎試合ピッチャーに助けてもらってばっかりなので、なんとかしたいと思っているんですけど、うまくいかなくて大変ですけど、前向いてやるしかないと思っています。まぁ入って良かったです」
そして、そのウラは栗林良吏が前日のリベンジに燃えて三者凡退だろうと思っていましたが・・・
そう簡単にいかないのが野球ですね。
栗林は先頭の大城を1B2Sと追い込みながら3球連続ボールで歩かせてしまいます。
続く岸田は送りバント失敗で1死1塁としますが、佐々木俊輔にレフト前ヒットを打たれ1死1塁2塁・・・
ここで代打長野久義の登場となり一気に緊張感が高まります。
(TVでは先日達成した1500安打目のシーンを流すので、とてもイヤーな気持ちになりました)
そして初球150キロのストレートを捉えられた打球は鋭いライナーとなり一瞬ヒヤッとしましたがショート矢野の真正面で助かりました(ふう~)
そして最後は代打若林楽人を1B2Sから外角低めのカーブで空振り三振に仕留め、ゲームセット!
栗林は吠えながらガッツポーズ!(ナイスピッチングだ栗林!カッコイイぞ!)
結果2‐1の勝利となりましたが、この試合は、実に内容の濃いナイスゲームとなりましたね。
大瀬良のナイスピッチングによる無失点記録の継続・・・
わずか3安打での勝利、その内先制となった2安打は若い二俣と矢野・・・
救援の塹江と森浦の完璧な火消し・・・
島内に対する新井監督の揺るぎない信頼・・・
菊池は前夜の丸に対抗するかのような意地の勝ち越し本塁打・・・
前夜の悪夢を払しょくする栗林・・・
まさにチーム一丸となった試合だったように思います。
戦いながら強くなる。負けても、それをバネにまた強くなる。そしてどんどん強くなる。
今のカープは、そんなチーム状態ですね。観ていてとても楽しいです。
これからも、もっともっと楽しませてもらいたいですね。
いいぞ!強いぞ!楽しいぞ!がんばれカープ!!
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