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8月3日 対中日15回戦は、先発森下による投打の活躍と、名手菊池涼介らの堅い守りもあり最少失点に留め、4-1と勝利しました。
ドラゴンズ先発は約1ヶ月ぶりの登板となった大野雄大と森下との投げ合いで始まり、一回二回は両者ヒットや四球で走者を出すも後続を断つ無難な立ち上がりを見せます。
三回、森下は先頭の木下拓哉にレフト前ヒットで出塁されると、送りバントの構えの大野雄大に対し3ボールからストライクを3球続け結局スリーバント失敗させますが・・・
続く村松開人に初球攻撃でセンター前ヒットを打たれ1死1塁3塁のピンチを招きます。
そして福永裕基にも初球カットボールを捉えられセンターへのタイムリーヒットで1点先制されてしまいます。
1死1塁2塁となり、さらに得点されそうなピンチが続き・・・
3番カリステを2球で追い込みますが、4球目ストレートをはじき返され、ハーフライナーがセンターへ抜けていく・・・と思った次の瞬間・・・
菊池がこれに飛び込みスーパーキャッチ!
さらに、うつ伏せ状態のままグラブトスで矢野雅哉へ、2塁ランナー村松は戻れずダブルプレーとなりました(す、す、素晴らしい!)
ここで抜けていれば確実に1点取られてさらにピンチが拡大するところでしたが、一気にスリーアウトチェンジですから、これは森下を助ける物凄いプレーでしたね。
森下談「本当に助かるし、あそこに打たせれば大丈夫と思っている」
一方、攻撃のほうは、初回から四回まで毎回ランナーを出しながら3併殺と得点できない嫌な流れでした。
しかし、五回、先頭の5番坂倉将吾がレフト前ヒットで出塁すると、菊池はショートへの内野安打で無死1塁2塁のチャンスをつくり・・・
続く矢野・・・ここは送りバントのサインだったはずですが、自分も生きようとする絶妙なバントをプッシュ気味に3塁方向へ・・・
これをマウンドから降りてきた大野が処理し1塁へ送球しますが、悪送球となりボールがファールグラウンドへ転々とする間、坂倉がホームインし同点!
無死2塁3塁となり、続くバッターは、ここ3試合8番に入っている森下に期待が高まります。
カウント2B2Sからの5球目を叩きつけた打球は大きくバウンドしピッチャーを越え、二遊間を抜けていく2点タイムリーヒットとなりました(ナイスバッティング!)
森下談「今回も床田さんが『打っていいよ』と言っていたので、1本出てよかったです」とお立ち台で毎度のセリフ(笑)
このヒットで今季10安打目となり打率は.303、得点圏打率はなんと5割という素晴らしいバッティングです。
投げて良し、打って良し、しゃべって良し、顔良しと言う事なし!
カープの至宝といっていい選手ですね。今さらながらドラフトで取ってくれた佐々岡さんには感謝しかないです。
その後は、八回にも1塁2塁に走者を背負うピンチがありましたが、2死をとったあとカリステのライト前に落ちそうなヒット性の当たりを野間峻祥がスライディングキャッチ!
再三味方の好守にも助けられた森下は8回101球7安打8三振1四球1失点で8勝目を掴みました。
リーグトップタイ30セーブ
試合は、七回に先頭の矢野がスリーベースヒットで出塁しますが、森下、會澤翼が倒れ無死3塁だった絶好の追加点チャンスが萎みかけます。
その嫌なムードを振り払ったのが秋山翔吾・・・
岩嵜翔の150キロ台後半のストレートに押され1B2Sと追い込まれますが、5球目高めのストレートをきれいにレフトへ流し打ち矢野を生還させました。
4‐1と点差を広げる貴重な追加点となりましたね。2点差と3点差では、やはりピッチャーにかかる負担が違いますからね。
そして、八回まで投げてくれた森下に代わって九回は栗林良吏が・・・
勇ましいNarcoのトランペットが球場内に響き渡り登場します(いつ聴いてもワクワクしますね)
3点差のセーブシチュエーションなので、比較的楽に投げれて三者凡退だろうと素人が勝手に思っていると・・・
先頭の細川成也に対しカットボールとフォークの2球で追い込みながら5球目のフォークを拾われレフト前ヒットとされます。
さらに中田翔にも6球目甘く入ったカーブを捉えられ、3塁線へ痛烈な打球となります。
この回から守備固めに入ったサード二俣翔一が飛びつくもグラブを弾かれ、ボールは転々とファールゾーンへ・・・
これを見た1塁走者の細川は2塁を蹴り3塁を狙いますが、素早くボールを拾いに行った二俣がカバーに入った矢野へ送球し間一髪タッチアウト!(このアウトは大きかった~)
無死1塁3塁のピンチとなるところが1死1塁となったので、一息付けたか栗林は続く板山祐太郎をレフトファールフライに打ち取り、最後は岡林勇希を力ないレフトフライでゲームセット。
これで栗林は30セーブ目を挙げ、マルティネスに並びました(ナイスピッチング!)
その30セーブは、とても素晴らしいことなのですが・・・
7月26日のヤクルト戦で圧巻のスリーピッチイニングを達成したあと、4度の登板機会は毎度ヒットを打たれランナーを背負う苦しいマウンドが続いています。
しかし45試合も登板すれば当然疲労もあるでしょうし、バックにも助けられながらでも、何とか抑えてくれれば、それで良いですよね(ハラハラドキドキも勝てば楽し)
そうです。カープのクローザーは、やっぱり栗林なのです。
栗林談「ずっと走者を出しながらの苦しい投球が続いてますけど、最後は勝ち切れている。他のリリーフが良い分、やられたらすぐ替えられるという気持ちがある。しっかり経験を生かして、冷静になるところは冷静に。ギアを上げるところは上げていって、しっかり抑えていきたい」
さあ、相性に悪いドラゴンズに連勝しました。
対戦成績はまだ5勝9敗1分けですが、まずは今日も勝って3タテといきましょう。
そして8月27日からのバンテリンでも3連勝スイープして勝敗を5分に戻しましょう。
4日の先発は九里亜蓮。前回登板では同点に追いつかれての5回降板と悔しい内容でしたから、今度は相当な気合で投げ、きっと連勝を伸ばしてくれるでしょう。
6連勝で首位キープだ!がんばれカープ!!
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