159キロの剛腕ターノックと覚醒ドラ1平川蓮 ファームで牙を研ぐ2つのリーサルウェポン

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カープ・ターノック

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きのう東京ドームで巨人に3-2と競り勝って、カープはなんとか連敗を止めた。

秋山が6回に勝ち越しタイムリー、8回には犠飛で決勝点。

37歳のバットが何度もチームを引っ張る姿にはありがたさしかないが、正直なところ秋山ひとりに頼り続ける打線の薄さが胸に刺さる。

CS進出の確率はデータ上わずか12%じゃと出とる。

自力での到達はすでに消えたけど残り試合はセリーグ最多の35。

ここからあしたのDeNA戦を皮切りに、マツダスタジアムでDeNA3連戦、ヤクルト3連戦のホーム6連戦が始まる。

ほんまにここが瀬戸際じゃ。

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159キロを叩き込んだ男 ターノックの目覚め

そんな崖っぷちのチームにファームからとんでもない映像が届いた。

22日のオリックス2軍戦、約2か月ぶりに実戦のマウンドに上がったターノックが、リリーフで1回を投げて無安打2奪三振無失点。しかもわずか12球で片付けとる。

何より度肝を抜かれたのが球速じゃ。登板直後から155キロを連発し、先頭打者への3球目に叩き込んだワンシームは159キロを記録した。

最後は138キロのチェンジアップで見逃し三振。21キロの緩急差で打者の体を固めてしもうた。

続く2人もゴロと空振り三振であっさり仕留めて、外野はおろか内野にすら仕事をさせんかった。

1軍では先発中心に9試合に投げて0勝4敗、防御率4.01。正直、期待外れと言われても仕方ない数字じゃった。

6月27日の阪神戦を最後に2軍落ちして以来、長いリハビリと調整が続いとった。

それが、リリーフに回ったとたんにこの暴れっぷりよ。

先発で5回6回と投げるより、短いイニングで全力の直球を叩きつけるほうが、193センチの体から繰り出す剛速球が生きるんかもしれん。

救世主の資格 ドラ1平川蓮がファームで見せた変貌

ターノックだけじゃない。

同じ22日、同じオリックス2軍戦で平川蓮がやってくれた。

初回の第1打席、初球のストレートをフルスイングしてライトスタンド中段まで叩き込んだ先頭打者アーチ。

打った瞬間に確信しとったように、打球は圧倒的な飛距離でスタンドに消えた。

わしはこのルーキーの体つきの変化にも目を奪われとる。

公式プロフィールは187センチ93キロじゃが、いま映像で見る平川は数字以上の 「圧」 がある。

ファンの間でも 「前よりデカくなった」「えこれ平川?」 と騒然となっとるらしい。

怪我で離脱した時間を、ただ治療に費やすんやなく体を作り直す時間に変えたんじゃろう。

ドラフト1位でカープに入ってオープン戦では12球団最多の21安打を放って開幕1軍を掴んだ男じゃ。

それが守備中の負傷で離脱し、復帰してはまた抹消と今季はすでに3度の登録抹消を経験しとる。

どれだけ悔しかったか。それでもファームでの14試合で打率.347、2本塁打、OPS.937という数字を残しとるのは、ただ黙々とバットを振り続けた証拠じゃろう。

スイッチヒッターで走攻守三拍子揃ったこの22歳には打線に厚みを加える力がある。

あしたからのDeNA6連戦、いや正確にはDeNA3連戦とヤクルト3連戦。

カープはDeNAに今季5勝11敗と大きく負け越しとって、ここを叩かん限りCS争いに食い込む道はない。

床田が初戦のマウンドに上がる予定で、チームとしてはエースに託す形になる。

じゃが、先発だけでは試合は勝てんのよ。終盤の1点を守りきれるリリーフと、ここぞで一発を放てる打者がおらんと、接戦はことごとく落とす。

ターノックの159キロがブルペンに加われば勝ちパターンの厚みが変わるし、平川のバットが打線に入れば相手投手が休む暇がなくなる。

二人とも、まさにいまのカープに足りんもんを持っとる選手じゃ。

CS進出確率12%という数字を見て笑う人もおるじゃろう。

けど、35試合残っとるチームがあきらめる数字やないとわしは思う。

中日に3連勝して、きのうは巨人にも粘り勝った。

チームには地力がないわけやない。足りんのは、流れを一気に引き寄せる 「何か」 じゃ。

2軍で牙を研いだ159キロの剛腕と、体ごと生まれ変わったドラ1ルーキー。

この二人が1軍に上がってきた時、マツダスタジアムの空気はきっと変わる。

ほんまに頼むけぇ、はよ上がってきてくれ。

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