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5月21日対阪神8回戦は、苦手の村上頌樹を攻略し6-2と勝利し4連勝となりました。首位阪神まで0.5ゲーム差となり、カープ首位はもう時間の問題です。
先発の床田寛樹は7回と1/3を投げ117球6安打1三振3四死球と好投しハーラートップに並ぶ5勝目を掴みます。
今季4度目となった床田と村上のマッチアップ。これまでの対戦成績は床田1勝村上2勝。
床田の1勝は5月7日の甲子園でしたね。初回に秋山翔吾の2ベースヒットを足掛かりに4番小園海斗の犠牲フライで先制し、結果2-0のロースコアゲームを制したあの試合です。
そしてその前の対戦でも初回に村上の初球を秋山がいきなりホームランでしたね。
とても相性の良い秋山が今回もやってくれました。
初回、外寄りの初球ストレートを綺麗に左中間を破るツーベースで出塁するとワイルドピッチもあり無死3塁から野間峻祥の1・2塁間を抜くタイムリーで先制のホームを踏みました。
秋山談・・・「1回の矢野の守備で相手の流れが止まり、ゼロでしのげた。だから初球から打ちに行けたんです」
その1回表のシーンとは、無死一塁から、中野拓夢のセンター前へ抜けるかという打球を矢野雅哉がダイビングキャッチ。そして突っ伏した状態からバックハンドで二塁ベースカバーに入った菊池涼介にトス、俊足の近本光司を封殺・・・
矢野にしてみれば ”普通” なのでしょうが、SNS上では両軍ファンがザワつくスーパープレイでした。これが抜けていれば無死1塁3塁のピンチでしたからね。
この1回表裏の攻防で流れを引き寄せたカープは・・・
2回、末包のレフト線2ベースを足掛かりに林晃汰がバットを折りながらライト前へのタイムリーヒットで2点目を加点。
3回には、末包が1死1塁3塁から村上のフォークを捉えバックスクリーンへの2試合連続となる3ランホームランをかっ飛ばし5-0とし完全に試合の主導権を握りました(あの村上から5点も奪うなんて、サイコーでーす!)
末包の東洋大時代の2学年後輩にあたる村上とのプロ初対決は3打席で本塁打を含む2安打1四球で末包に軍配が上がりました。一時期は同部屋で苦楽を共にした仲だったようでヒロインでは「いい子」とも言ってましたね・・・
末包談・・・「あっちは(昨年の)MVPなので、今日はたまたま打てたのはよかったですし、次、きりきり舞いにされないように頑張りたい」
序盤に大量得点で有利な試合展開
中盤の6回にも野間のこの日2本目となるタイムリーヒットで1点を追加し6-0と試合を決定づけましたね。
8回100球を超えた床田は打ち取った当たりの不運なヒットやエラーが絡み2失点し1死1塁2塁の場面で大山悠輔を迎えたところで悔しい降板となりますが・・・
後を継いだ島内颯太郎は、大山に一瞬ドキッとする大きな当たりをセンターへ打たれますが伸びは無く秋山が普通にキャッチ、ノイジーはセカンドゴロと、きっちり打ち取ります。
最終回は、黒原拓未が難なく三者凡退に片づけゲームセット。
やはり序盤で点差をつけると優位な試合展開となり安心して観ていられますね。
点差があるので島内も黒原も比較的楽な精神状態で投げられたんじゃないかと思います。
床田は完投したかったのでしょうが、いいじゃないですか5勝目を挙げられたし防御率と投球回数も合わせ3部門でリーグトップとなったのですから。
打線のほうも末包が上がってきてから、ずっといい調子ですね。若手の林ら、中堅の野間ら、ベテランの秋山らがみんな良い。
守備も良い、リリーフ陣も良い、今のカープの状態は向かう所敵なしじゃないですか・・・このまま一気に首位に立ち、交流戦も勝ち越していけるのではと期待させてくれますね。
しかし「好事魔多し」とも言いますし、いつどこでアクシデントが起こるかわかりません。
ケガ等ないよう見守っていきましょう。
ケガに気を付けて!がんばれカープ!!