4月2日、待ちに待ったマツダスタジアムにヤクルトを迎えての地元開幕戦は、中盤まで息の詰まる投手戦となりました。
カープの先発は、昨シーズン11勝を挙げた左のエース床田。対するヤクルト先発は昨シーズン6勝の小澤。
小澤が6回91球を投げカープ打線を2安打無失点に抑えると、我らが床田は7回115球を投じ、被安打3、奪三振9のナイスピッチングと野間のビッグプレーにも助けられ、こちらも無失点。
そのビッグプレーとは・・・3回表ヤクルトの先頭は今季現役ドラフトで巨人から移籍の北村拓己が、2B2Sからの5球目を引っ張り三遊間を抜けるレフト前ヒットで出塁。続く9番小澤に送りバントを決められ1番塩見には四球を与えてしまい、1死1・2塁のピンチに・・・
そして迎えるバッターは、西川遙輝・・・日ハム時代に4度の盗塁王になるなど走攻守揃った選手で絶頂期は2億円プレーヤーだったのに2022年にノンテンダーFA(自由契約)となり楽天へ移籍。そして巷でよく言われているその性格の悪さからなのか、また戦力外となり昨年オフにヤクルトに拾われた格好で年棒は1,600万円・・・(新井監督も阪神を戦力外となって広島へ戻ってきた時は2,000万円でしたね・・・性格はメチャクチャ良い人だけど)
前置きが長くなりました・・・その西川へ3B1Sからの5球目を見事にはじき返され、打球は床田の足元を抜き、菊池のダイビングも届かず、センター前へ・・・2塁ランナーの北村は3塁を回り、これはさすがに先制されたかと思ったところへ、センター野間から矢のようなバックホームが坂倉のミットへ収まりタッチアウト!(このプレイを球場で見たファンは、さぞ興奮したことでしょう)
その後の床田はピンチらしいピンチもなくスイスイと7回まで無失点で投げてくれました。
しかし、味方もなかなか得点できず0-0のままでしたが、ついに均衡が破れるドラマが・・・
試合は後半ドラマチックな展開へ
7回裏、ピッチャーは大西へ変わり1死後、粘りに粘って四球で小園が出塁。4番堂林に期待が掛かりましたが低めに落ちる球で敢え無く三振。でもその間にディレードスチールで2塁を陥れた小園。ナイスランです。
ツーアウト2塁、迎えるは秋山という場面で、たまらず高津監督は左の嘉弥真にスイッチ。
何とか好投の床田に勝ちを付けてやりたいと思っていたであろう秋山は、1B2Sからアウトコース低めの速球をキレイに流し打ち・・・打球は三遊間を抜けレフト前へ
2塁ランナーの小園は3塁ベースを蹴ってホームへ全力疾走。少し深めに守っていたレフトのサンタナはダッシュで前進し足がもつれながらゴロを補給したように見えましたが、先ほどの野間のような力強いバックホームでクロスプレーに・・・
小園はうまく体をひねりタッチをかいくぐってヘッドスライディング!審判はアウトを宣告しましたがリプレイ検証の結果、判定は覆りセーフ!スーパーナイスランです!(このプレイを球場で見たファンは、さぞ興奮したことでしょう)
そして、このまま1-0で勝つのかと思ったら、そう簡単にはいかないのが野球ですね。8回セットアッパー島内が1死から代打川端にヒット、1番塩見に右中間を破るツーベースヒットで1死2塁3塁。続くバッター1,600万円の西川に犠牲フライを打たれ同点となり、残念床田の勝ちが消えてしまいました。
それでも島内は逆転されなかったのですから褒めてあげましょう。これからの長いシーズン。まだまだ働いてもらわないとけいないですし結果勝てば良いのですから。
8回裏、先頭田村に今季14打席ぶりにやっと初ヒットが生まれ、菊池が見事な送りバントで1死2塁。期待された代打松山がショートゴロに倒れた時は球場もため息に包まれましたが、その後、やってくれました!オープン戦では絶不調だった野間でしたが、1B2Sからライトオーバーのタイムリースリーベースで勝ち越しに成功!ナイスバッティングです!
最後は、守護神栗林がきっちり3人で片付けゲームセット2-1でカープの勝利!おめでとうございます!
今日は、いろいろ内容が詰まったナイスゲームでしたね。明日も勝って3連勝といきましょう。
がんばれカープ!