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10月5日 対ヤクルト最終戦は、野村が先発し初回を無失点で降板、二回以降はプロ初登板の滝田一希が1失点、同じく髙太一が無失点で繋ぎ、打線のほうは田村俊介や二俣翔一のタイムリーなどで3‐1で勝利しました。
野村の引退試合は今季の最終戦ということもありスタンドは超満員・・・
初回、野村の最後の投球を受ける會澤翼は先頭の長岡秀樹に対して、全球ストレートを要求・・・
今季ほぼ最多安打のタイトルを手中に収める長岡は6球目の139キロをはじき返し野村の足元を抜くセンター前ヒット・・・
いきなり先頭を出しますが、続く並木秀尊にはカットボールを交え7球目138キロのストレートでセカンドゴロ・・・野村と同学年の菊池涼介がさばいてワンアウト・・・
3番の丸山和郁には4球ストレートを投げ2B2Sと追い込み、5球目チェンジアップで空振り三振・・・
そして今季ほぼ本塁打と打点の2冠王となる村上宗隆に対し、ストレート2球で追い込み、3球目チェンジアップが低めに決まり空振り三振・・・
無事1イニングを無失点に抑え、ここに野村の13年間の現役生活にピリオドを打ちました。
次の瞬間、ナインがマウンドに集まりひとりづつ笑顔で握手・・・
両軍の選手全員がベンチ前へ出て拍手を届け・・・
そしてヤクルトベンチから田口麗斗が駆け寄り花束を手渡し球場全体が温かい拍手に包まれました。
試合の途中でありながら、実に和やかでジーンとくる感動的シーンでしたね。
その後試合のほうは・・・
二回、野村の後を継いだ滝田は、先頭の山田哲人にフルカウントからレフトオーバーの2ベースヒットを打たれ、増田珠には四球を与えてしまい無死1塁2塁のピンチ・・・
しかし松本直樹を空振り三振に仕留め、プロ初奪三振記念ボールがベンチに渡りました・・
そして小森航大郎をレフトフライ、山野太一を三球三振でピンチを切り抜けます。
その後滝田は五回に1死後、四球を2つ出してしまい、並木にセンター前タイムリーを打たれ1点失いますが、後続は断ち、この回で降板となりました。
一方、攻撃のほうは・・・
三回、プロ初出場初スタメンの内田湘大20歳が、初打席で山野のスライダーを捉えレフト前ヒット・・・
またも記念ボールがベンチへ・・・
得点には至りませんでしたが、大器の片りんを充分見せてくれましたね。
四回、先頭の矢野雅哉が、この回から登板の奥川恭伸の初球を捉えライト前ヒットで出塁・・・
末包昇大は三振に倒れますが・・・
こちらもプロ初出場初スタメンの仲田侑仁19歳がレフト前へ初ヒットを放ち、これを並木がファンブルする間に2塁3塁に・・・
初ヒットの記念ボールがまたまたベンチへ・・・
(どのボールが誰の記念ボールか分からなくならなければ良いが・・・)と余計な心配をよそに・・・
続く田村が1・2塁間を破るヒットで矢野が生還し1点先制・・・(ナイスバッティング!)
さらに1死1塁3塁の場面で二回からマスクを被っていた石原貴規が初球を捉えセンター後方へ大きな犠牲フライを放ち2点目を奪います。
六回からは、髙太一がプロ初登板となり、先頭の奥川を空振り三振に取ると、またまたまた記念ボールがベンチへ・・・(記念ボールだらけ)
その後、七回までの2イニングをしっかりと無失点に抑え・・・
七回ウラ、1死3塁の場面で二俣が小川泰弘からセンター前へのタイムリーで1点追加。
八回は、ハーンが締め・・・
九回、3年振りのマウンドとなった高橋昂也がキッチリと3人で片づけゲームセット。
実にナイスゲームを見させてもらいましたね。
野村の引退に花を添える、内容のある勝利だったと思います。
9月の大失速で優勝はおろかCSも逃してしまい落ち込んでいた気分が、この試合ですっかりと晴れました。
来季につながる若手の活躍に大満足です。
そして野村の引退セレモニーも良かったですね。
こんな風にみんなから愛され惜しまれユニホームを脱いでいく選手になりたいと全選手が思ったのではないでしょうか。
そのためには、しっかりと練習を積んで、準備を怠らないことが大事だと野村が示してくれました。
この最後の感動的な最終戦が、きっと来季に良い効果を与えると信じます。
そして新井監督もスピーチで覚悟のほどを発言していました。
きっとやってくれると信じます。
今から、来季が楽しみで仕方がないです。
来季こそ頂点に立ちましょう。
来季こそ優勝だ!がんばれカープ!!
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