由宇が燃えた 18安打11得点 2軍の底力が1軍へ送る無言の檄

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ファビアン由宇球場

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カープ 11 – 5 ソフトバンク
(ファーム西地区 / 由宇球場)

4月24日の由宇球場で、カープ2軍が18安打11得点の大勝を収めた。

1軍が2戦連続完封負けを喫した翌日にですよ。

静まり返ったマツダスタジアムとは裏腹に、由宇のグラウンドはうるさそうだった。

脚のスペシャリスト・辰見鴻之介が4安打3打点で暴れ、降格即実戦のファビアンがしっかり2本レフト前に運ぶ。

前の試合から2戦合計40安打30得点。

「なんじゃこれは!」 わしは夕方にスコアを見てしばらく画面をじっと眺めてしまった。

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由宇で花開いた男たちの打撃

先発した相手はソフトバンクのベテラン右腕・東浜。球は古ぼけてはおらんけどカープ2軍打線がいっちょ前にこれを攻略した。

2回、1アウト一二塁で辰見が遊撃への内野安打。相手の悪送球も絡んで先制点をもぎ取り、その後も渡邉の適時打、末包の左越えタイムリー二塁打と続いて一挙4点。

3回にはさらに畳み込む。2アウト一二塁から辰見が右中間を破る2点適時三塁打を放ち、続く育成外国人ラミレスもライトへしっかりタイムリー二塁打。

この回3点を追加して、序盤で7対0の大量リードを奪った。

辰見は2回の内野安打から始まり3回のスリーベース、7回の右前打、8回のライト前タイムリーとほんとうに4打席4安打3打点の大暴れ。

試合後には「楽しかったです」とひと言残している。あっさりとした言葉の裏に1軍でも打ちたい男の気持ちがにじんで見えたわ。

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首脳陣へのメッセージ!? ファビアンと辰見が示したもの

この試合で注目せにゃいけんのが、前日に1軍登録を抹消されたファビアンの動きじゃった。来日2年目で初めてのファーム調整。

今季は18試合で打率1割6分9厘と低迷し、本人の意向も踏まえての2軍行きだった。

新井監督は「ファームの試合でしっかり打席に立って状態を上げてくれと伝えている。期限を設けずです」と話している。

降格即スタメン、「2番・左翼」での出場。ファビアンは5打数2安打と結果を出し、試合後に「良くなるように努めています。少しずつ、自分の形を見つけていく」と前を向いた。

一方の辰見は1軍ではここまで途中出場5試合で4盗塁という切り札的な役割で起用されとる。現役ドラフトで楽天から移籍してきた今季開幕1軍の座をつかんだのはほんとうに大した話じゃが、打撃での出場機会はまだ限られたまま。

そこでこの日の4安打じゃ。 「良い感じで入れたとは思います」。汗を拭いながらの言葉だったというが確かな手応えが伝わる。

1軍が6試合連続2得点以下、2連続完封負けという深刻な状況にある中で由宇の選手たちはバットで声をあげとる。

叫んどるわけじゃない。ただひたすら、結果を積み上げとる。それが静かで重い、もの言わんアピールじゃと思う。

2軍打線が爆発し続けとるのに1軍は得点できんまま日を重ねていく。このギャップをどう埋めるかは新井監督の判断次第じゃ。

順位表を見れば4月24日時点でカープは20試合7勝13敗、借金6でCクラス。25日からは甲子園で阪神との2連戦に臨む。

由宇で積み上がった数字が1軍の扉を叩く力になるよう、わしはただ祈るしかない。

きょうの甲子園で何かが変わってくれ。

ターノックに来日初勝利をプレゼントするしかないじゃろ!

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