聖地マツダスタジアムで借金返済の夏が始まる 交流戦12勝6敗の覚悟を決めろ

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2026交流戦

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ポケモンイラスト使ってごめんなさい

カープさんの現在地:5位 18勝24敗2分

5月の風が変わった。

3カード連続勝ち越しなんて4月のカープを見てきた者からするとちょっと信じられんような話じゃわ。

4月はほんまにきつかった。3連敗以上が4度もあって、月間6勝14敗。

投打の歯車が完全にバラバラでテレビの前&聖地でうなだれるような夜が続いた。

打率.217はリーグ最低、得点もリーグ最少の131。

数字だけ見たらどこに光があるんかわからんようなチームに映るかもしれん。

じゃが、このチームには防御率2.93というセリーグで唯一の2点台がある。

投手陣がずっと踏ん張り続けてくれとったけえ打線さえかみ合えば勝てる。

その歯車が、5月に入ってようやく廻り始めた。

9勝9敗の五分。数字にすれば地味じゃけど、4月の地獄から這い上がってきた重みがある。

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火曜日の男 床田寛樹が切り拓く交流戦の幕開け

あしたの初戦、マウンドに立つのは床田寛樹。

ことしはここまで8試合に先発して2勝2敗、防御率2.75。

数字以上に中身の濃い投球を続けとる左腕じゃ。

4月28日の巨人戦では6回2死までノーヒットノーランの快投を見せ、245日ぶりの今季初勝利を手にした。

直近の5月19日、DeNA戦でも6回3安打無失点と抑え、2勝目。

「6回はちょっと物足りない」と本人が言うとるんじゃけえ、まだまだ上がある。

思い出してほしいんが、おととしの交流戦。

2024年6月7日、このマツダスタジアムで大瀬良大地がロッテ相手にノーヒットノーランを達成した夜のことを。

あのときの球場の空気、震えるような歓声をわしはいまだに忘れられん。

同じ聖地で同じロッテを相手に、床田がどんなピッチングを見せてくれるか。期待せずにはおれまい。

相手の先発は昨季までDeNAに在籍していたジャクソン。今季はパ・リーグで2勝5敗、防御率4.35とやや苦しんどる。

昨年までの2年間、カープとは5試合で3勝1敗と分が悪かったが、ジャクソンを得意にしていた秋山翔吾が故障離脱中なのは痛い。

その分、小園海斗や坂倉将吾がきっちり仕事をせにゃいけん。

借金6返済の旗を掲げて 新井監督の覚悟と若鯉の躍動

新井監督は交流戦を前にこう語った。「簡単ではないけど、粘り強く勝率5割に近づけるように」

就任4年目で初めて借金を背負って臨む交流戦。

18試合で12勝6敗、つまり借金6を完済して五分に戻すという相当に高いハードルじゃ。

けど、根拠がないわけではない。新井監督の就任以降、交流戦は3年連続で負け越しがない。

2023年が9勝9敗、2024年が10勝8敗、2025年が9勝9敗。

パリーグに苦手意識がないのは、このチームの強みといってええ。

そして何よりことしのカープには若い力がある。佐々木泰、持丸泰輝、名原典彦、ドラフト1位の平川蓮。

生え抜きの若鯉たちが一軍の舞台で経験を積み、日に日にたくましいなっとる。

きのうの中日戦でも0対3のビハインドから6回に菊池涼介の2ランで反撃の狼煙を上げ、持丸の走者一掃で逆転した。

ああいう試合ができるチームは簡単には崩れん。

栗林良吏が右内転筋の違和感で離脱したのは確かに痛い。4勝を挙げてチームの勝ち頭じゃったエースが不在の中、先発陣のやりくりは苦しくなる。

じゃが、リリーフ陣を見てみい。ハーンが19試合で防御率0.50、髙太一が15試合で防御率0.00。森浦も中﨑も、7回以降の鯉のリレーは相当に厚い。

序盤でリードを奪えれば逃げ切れる力はある。

4番の坂倉は打率.293で調子を上げてきとる。千葉県出身の坂倉にとって、ロッテとの対戦はちょっとした里帰り気分もあるんじゃないか?

ロッテのベンチには、かつてカープで4番を張った栗原健太が打撃コーチとして座っとる。

カープのベンチにはロッテで現役最後のユニフォームを着た小窪哲也がコーチとしておる。

不思議な縁が交差する3日間でもある。

ロッテもエースの種市がアキレス腱断裂で長期離脱、藤原恭大も故障中と万全ではない。

ただ、5月の月間打率.368でリーグ打率トップに躍り出た小川龍成や、打率.314の友杉篤輝の1、2番コンビは厄介じゃ。

セリーグ主催でDH制がないため投手が9番に入る可能性が高く、この俊足コンビが上位で回る打線は油断すると一気にかき回される。

リリーフの横山陸人がリーグトップの15セーブを挙げとるし僅差の展開に持ち込まれると苦しくなる。

序盤から床田が主導権を握って打線が早い回に援護することが勝利への最短距離じゃろう。

交流戦の18試合は、ことしのカープの行方を決める分水嶺になる。

4月の苦しみを乗り越え、5月にやっと投打が噛み合ってきたこのチームには、もうひとつ上に行ける力があると信じたい。

あしたの夕方6時、マツダスタジアムのスタンドが赤く染まるとき、ことしの夏が始まる。

借金なんぞ返したらええだけの話よ。

粘り強く泥くさくカープらしく。

さあ、行こうや!

床田寛樹6回無失点の意地 中軸それぞれのお仕事でカープ18日ぶり連勝の夜に思うこと
DeNA 1 - 3 カープマツダスタジアムの夜風がほんのすこしだけ甘くなった気がした。きょうの床田は立ち上がりから違うとった。初回、蝦名をライトフライ、度会をレフトフライ、筒香を遊ゴロ。3人でぴしゃり。あの力みのない腕の振りを見た瞬間に、きょうはいけるかもしれんと思うた自分がおった。DeNA戦は今季ここまで1勝6敗1分。マツダでのDeNA戦にいたっては3戦3敗、昨季から5連敗中という、もう数字を見るだけで胃がきりきりするような相性の悪さじゃった。床田自身もDeNA相手に今季3戦未勝利。前回5月5日の横浜では6回5失点と打ち込まれとる。それでも登板前日、床田は「今年まだ勝っていないので、なんと...

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