追いついたのに勝てんかった 四球とエラーが奪った勝利からのずぶ濡れ敗戦

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佐々木泰三塁打

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カープ 3 – 4 DeNA

四球、捕逸、野選

雨に煙るマツダスタジアムでミスという名の毒がじわじわとカープの体に回っていった。

3点差をひっくり返しかけた粘りは本物じゃったのに、最後の最後でまたしても自分たちの手で勝利を手放した。

5月20日、観客20,937人が見届けたのはそういう試合だった。

42日ぶりのマウンドに上がった先発の森翔平。

復帰登板というだけで少し胸が熱くなるもんじゃが、この日の森は制球が定まらんかった。

0-0の3回、先頭の投手・島田に四球を出してしもうた。投手に四球というのはもうほんまにいちばんやっちゃいけんやつよ。

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捕逸と野選が呼び込んだ失点 森と持丸の復帰登板は苦い結末に

2アウトまでこぎつけて一二塁。ここで踏ん張れればという場面で、持丸の捕逸がボールを後ろにやった。

走者は二三塁に進み、勝又に2点タイムリーを許す。四球がなければ捕逸がなければ。たらればを言い出したらキリがないけどつまりはそういうことよ。

4回にも傷口は広がる。1アウト一三塁。島田のバントを処理した持丸が三塁へ送球するも間に合わず犠打野選。

一三塁に変わったところで蝦名にセンターオーバーのタイムリー二塁打を浴びて0-3。

石原バッテリーコーチが試合後、「あのミスは痛かった。流れ的にも。いらない進塁が点につながったので」と厳しい顔で振り返った通り失点の入り口にはすべてミスがあった。

森は4回5安打3失点で降板。
「打者に、もっと向かっていかないと」と短く語った言葉に、本人がいちばん悔しいのが伝わってくる。

新井監督は5回からバッテリーごと入れ替えるダブルスイッチを敢行。

10試合連続でスタメンマスクをかぶっとった持丸もベンチに退いた。試合を壊したくない、でも若い捕手を育てたい。その間で監督が下した判断は、やさしさとは違う種類の信頼じゃったと思う。

ただ、ここからカープの打線が目を覚ました。5回、2アウト一二塁から菊池がライト前にタイムリー。続く小園もライト前に運んで2-3。昨季2冠の意地が、ようやくバットに出た。

雨脚が強まったり弱まったりするなかで、スタンドの空気がちょっとずつ変わり始めたのを覚えとる。

佐々木泰が叫んだ三塁打 絞り出した同点の一撃

6回、2アウト二塁。打席には佐々木泰。

5月5日に2軍落ちを経験し、19日に再昇格したばかりの23歳が、DeNA3番手ルイーズの151キロに食らいついた。2ストライクから、見逃せばボールになる高めの球。

それを右翼線に弾き返した打球はフェンスまで転がり、佐々木はヘッドスライディングで三塁に飛び込んだ。右手で地面を何度も叩いて、叫んだ。

「気合で打ちました。それしかありません」

わしはこの場面をテレビで見ながら、思わず立ち上がった。きれいなヒットじゃない。フォームもへったくれもない。

じゃが、あの執念がバットに乗り移った瞬間、マツダスタジアムの空気がガラッと変わったのは間違いない。3-3、同点。追いついた。

佐々木はこの日2安打。「きれいに打とうとしても、なかなか難しい。もう本当に絞り出したというか、気持ちで打った」と振り返っとるが、2軍での悔しさを全部ぶつけたようなスイングじゃった。

新井監督から 「投手と一対一の勝負ができていない。あそこは戦う場所だから」 と前日に言われたことで吹っ切れたという。

こういう若い選手の覚醒の瞬間を見ると、苦しいシーズンでも目を離せんくなる。

しかし、この試合はここで終わらんかった。同点の8回、マウンドは4番手の中崎。先頭の佐野にストレートの四球を出してしまう。また四球。またここから。1アウト一三塁で打席に入った松尾がセーフティースクイズを転がし、中崎のフィールディングと送球が間に合わず、フィルダースチョイスで決勝点を献上した。

中崎は試合後、「もう少し素早い守備と低めに送球できていれば良かった。四球、あれがすべてだと思います」と自分を責めた。先頭四球がすべて。それはこの試合全体に言えることじゃった。

新井監督は 「点の取られ方がもったいないよね。投手に四球とか」 とため息を漏らし、「粘り強くいい攻撃ができていただけにホームだし、3点差を追いついたし、勝ちきりたかった」 と続けた。その言葉の中に、怒りよりも無念さがにじんどった。

カープはこれで15勝23敗2分の5位。5月初の連勝が2で止まり、開幕以来の3連勝はまたもお預けになった。

雨のマツダで3時間42分。濡れたグラウンドに残ったのは、追いついたのに勝てんかったという、どうにもやりきれんカープファンの感情だけじゃった。

けど、佐々木泰のあの三塁打は、このチームにまだ火が残っとることを証明しとる。

ミスは直せる。四球は減らせる。若い選手が歯を食いしばって這い上がろうとする姿がある限り、このチームの物語はまだ続く。

きょうはこれからマツダスタジアムへ聖地巡礼にいく。

DeNAの先発は東。
完封を食らった試合を現地で観戦したこともあるイヤ~なピッチャー。

カープ先発の玉村がどこまで粘れるか?野手が得点するまで粘ってくれ。

きょうは打順1番・中村奨成で必ずカープが勝つ。

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