2026年試合所感

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泣きたい夜があってもええ でも必ず鯉のぼりの季節が来ることをカープファンは待っとる

DeNA 5 – 1 カープ4月17日の夜マツダスタジアムのスコアボードを見とったら、目をそらしたくなった。安打3本、10四死球、5失点。数字で並べるとそれだけのことじゃが、実際に見ておる側にはもうずっしりと重い。粘った岡本が報われず 崩れた6回表の地獄先発の岡本はわしが思うとったよりずっとよく踏ん張った。5回を投げて1失点、奪三振6。92球かけてマウンドを守り続けた。再三ランナーを出しながらも粘り腰で相手打線を抑え込んだ。本人が「気合が空回り」と言うておったがそのわりには相当に体を張った投球じゃった。ただ1-1の同点で迎えた六回がきょうの分岐点じゃった。2番手として登板した島内が2アウトを取...
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フェンスに激突してもボールは絶対に離さん!魂の大盛穂と匠の菊池涼介 新旧守備職人

中日 2 – 5 カープ4連敗のあとにこういう試合がある。勝ち方もさることながらわしが言いたいのは、試合を通して2人の守備職人が、どれだけこの夜を守り抜いたかということじゃ。バンテリンドームナゴヤ4月15日。先発栗林が粘りモンテロが5打数2安打3打点で貢献した試合だったが、同じくらいあるいはそれ以上にこの勝利の軸を作ったのは大盛穂と菊池涼介の鉄壁の守りじゃった。5回のダイビング 大盛が試合を壊さんかった1点リードで迎えた5回裏。2死二塁で中日の福永が左中間へ鋭い打球を飛ばした。抜けたら同点、さらには逆転もある。そういう場面だった。大盛が猛ダッシュした。背走しながら最後は頭から飛び込みグラブにお...
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8回の菊池の2点タイムリーじゃ遅すぎで豊橋でも沈んだ赤ヘル軍団 ビジターカープファンに申し訳ない

中日 6 – 2 カープ豊橋でまた終わった。4月14日、愛知・豊橋市民球場。18時のプレーボールから3時間余り、わしは画面の前でずっと無言だった。森下暢仁中日戦9連敗と借金3の現実はあまりにも厳しい初回で全部決まってしもうた先頭の福永に遊撃内野安打を許した瞬間、嫌な予感がよぎった。その直後、連打と四球でノーアウト満塁。4番ボスラーに右犠飛、ルーキーの花田に左翼線へ適時二塁打さらにサノーに右中間フェンス直撃の2点打。まだ1イニングも終わっとらんのに、気づけば0-4。森下は試合後に絞り出すように言った。「スタートから試合を壊してしまった。反省しないといけない」と。「ゾーンで勝負できなかった」という...
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4点リードが横浜の風に溶けた午後 床田寛樹65球降板 カープ今季4度目の終盤逆転負け

DeNA 6 – 5 カープ4点のリードが、ハマスタの空に吸い込まれるように消えた。春の陽気が残る日曜の午後。33,387人が詰めかけた横浜スタジアムでカープはまたしても終盤にひっくり返された。今季4度目の7回以降の逆転負け。もうこの展開はほんまに勘弁してほしい。この日のカープは序盤から気持ちのええ攻めを見せとった。2回、4番に初めて座ったモンテロが左前打で出塁し坂倉がセンターへ犠牲フライを打ち上げて先制。打順を組み替えた新井監督の采配が、ちゃんと形になっとる手応えがあった。そして4回、打線がつながる。1アウト一、三塁から坂倉がセンター前へ運ぶタイムリー。続く7番に降格した佐々木もライト前に弾...
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あと一本が遠いんよ 坂倉の今季1号2ランに泣き笑いした暑い横浜のサンデーアフタヌーン

DeNA 4 – 3 カープたった4安打で3点を取るチームを、弱いとは言いたくないじゃけどそれじゃあ勝てんのよ横浜スタジアムに32924人が詰めかけた土曜日のデーゲーム。カープは先発ターノックが3度目の先発で来日初勝利を狙ったが3回の悪夢で試合の主導権を渡してしまった。4対3、1点差の敗戦。チームは5勝6敗の借金1に逆戻りじゃわ。先制の歓喜から暗転した3回の攻防ええ形で入ったんよ、この試合。3回表、8番の中村奨成が1アウトから内野安打でしぶとく出塁し、ターノック自ら犠打で送った。2アウト二塁、ここで1番の大盛が東の初球、143キロのツーシームをセンター前に弾き返して先制。今季7試合目のスタメン...
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今シーズン初戦森翔平の7回零封を守れんかった 中崎の9回の2球が重すぎる広島の夜

カープ 1 – 2 巨人マツダスタジアムの照明がぼんやり滲んで見えたのはたぶん気のせいじゃない。あと3つ、たった3つのアウトが取れんかった。1-0。それだけの点差を9回のたった2球でひっくり返された。4月8日カープ対巨人2回戦。少し寂しいが2万1860人が詰めかけたマツダのスタンドに信じられんような沈黙が降りた。きのうの試合で中崎が7年ぶりのセーブを挙げてベンチもスタンドも少しだけ「ここに任せられる」という空気が生まれとった。それがわずか24時間でこんなかたちになるとは・・・森翔平と田中将大 7回の投げ合いが生んだ均衡と歓喜この日の主役は、間違いなく森翔平じゃった。今季初先発。当初は4月2日の...
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『もう負けとうない』 カープファンの祈りを背負ってモンテロが打った暗闘を照らすサヨナラ弾で4連敗ストップ!!!

阪神 1 - 2 カープマツダスタジアムが揺れた。9回裏1アウトランナーなし。モンテロのバットから放たれた白球がレフトスタンドへ吸い込まれていった。きのうの逆転負けがまだ胸の奥に刺さっとった。3点リードの9回からひっくり返されるなんてあんなもん悪夢じゃ。開幕3連勝のあと4連敗しかも対阪神は昨季から8連敗中。正直に言えばきょうも嫌な予感しかせんかった。じゃが、この試合のカープにはどこか覚悟の匂いがあった。栗林良吏 先発2戦目も圧巻の100球マウンドに立った栗林の顔つきがいつにも鋭かった。前回登板は中日相手に被安打1の完封いわゆるマダックスまで達成しとる。先発転向2戦目相手はリーグトップのチーム打...
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雨のマツダスタジアムであのひと振りは本物じゃった 佐々木泰のプロ1号HRのうれしさと逆転負けの悔しく長い夜

カープ 5 - 7 阪神雨に降られて1時間遅れで始まった試合はまさかこんな終わり方をするとは思うとらんかった。5回終了後にはさらに1時間1分の中断があってトータル6時間近くマツダスタジアムに縛りつけられた末の結末があれじゃ。5-2の3点リードで迎えた9回表。もう勝ったもんじゃと思うた。新井監督は守護神の森浦をマウンドに送り、二塁に菊池を入れて守備固めも敷いた。万全の態勢のはずじゃった。ところが先頭の木浪にレフト前を打たれ続く坂本のボテボテの三塁ゴロ、遊撃から三塁に回った小園が二塁へ送球するもこれが大きくそれて無死一、二塁。あの場面で併殺を狙いにいく必要はなかった。3点差なんじゃけえひとつずつア...
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打てんのよ ほんまに打てんのよ それでもモンテロの一発チーム初ホームランに震えた夜

阪神 4 - 2 カープ開幕3連勝からの3連敗。この2文字の並びがぶち重たい。カープは4月3日マツダスタジアムに阪神を迎えた。昨季6勝19敗と大きく負け越しシーズン終盤には10連敗まで喫した相手じゃけえカープファンの胸にはどうしたって苦い記憶がちらつく。しかもこの日までのチーム打率は.197。本塁打はセ・リーグで唯一の0本。盗塁も0。数字だけ見ればほんまに寒い。28,003人が詰めかけたマツダの夜空にどうか一発の花火をと祈るような気持ちがあった。村上の術中にはまった5回と 初回の痛恨試合は初回から動いた。先頭の近本に左前打を許し送りバントで1アウト2塁。3番森下がセンターへ弾き返しあっさり先制...
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鬼門と言いたくはない神宮球場 岡本駿プロ初先発7回零封からまさかのサヨナラ負け ビジター球場とは?

岡本よう投げたのに 森浦が崩れた神宮の夜がほんまにつらすぎるあと1人が遠かった。たった1人がどうしても遠かった。4月2日神宮球場の9回裏2アウトまでこぎつけたカープの1点リードが砂のように崩れ落ちていった。開幕3連勝で気分よう広島を出たはずが、神宮に来てからどうにもいけん。3月31日は8-3で叩かれ、翌日は雨で流れた。きのうの雨が嘘みたいに晴れた東京の空を見て、「流れが変わるかもしれん」とちょっと思うたんよ。先発は岡本駿。2年目プロ初先発。期待するなというほうが無理じゃろう。岡本駿 初先発で見せた7回零封の説得力その岡本が、ほんまに見事じゃった。初回いきなり長岡にライト線の二塁打。2アウト三塁...
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雨の神宮球場 首位攻防戦で森下暢仁4回KO それでも坂倉の一撃が灯した火は消えんけえ

雨がずっと降っとった。3月31日、火曜の神宮球場。開幕3連勝同士の「全勝対決」いうて胸が高鳴っとったのに大粒の雨が試合開始を30分も押し戻して18時半にようやくプレイボール。三塁側スタンドからレフト方向にかけて真っ赤に染まった遠征組のカープファンが傘を差しながら声を張り上げとる姿を画面越しに見ながらわしは嫌な予感をどうにか振り払おうとしとった。結果は、ヤクルト 8-3 カープで負けた。開幕から積み上げた3つの白星の勢いが、雨に濡れた神宮の人工芝の上で、するりと足元から逃げていくような試合じゃった。観衆2万8284人。試合時間3時間29分。数字だけ見たらまあ完敗じゃ。認めるしかない。崩れた歯車 ...
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勝田のサヨナラ打 栗林のマダックス 打たんでも勝てるを示した3日間 カープ開幕3連勝に宿った底力

本塁打が0本でこんなにも胸が熱うなることがあるじゃろうか? 開幕3連戦を見終えた夜に残ったのはドカンと飛び出す白球の残像じゃなく1点をもぎ取る執念と1点を守り切る投手の気迫じゃった。3月27日から29日までのマツダスタジアム。相手は中日。開幕からいきなり、6-5、2-1、1-0と3試合続けて1点差ゲームじゃけえ、そりゃ気持ちも休まらん。しかも3連戦を通してカープにも中日にも本塁打は1本も出んかった。勝ったのに、どこか胸の奥がざわついた人は少なくないはずなんよ。打球が上がっても伸び切らん。フェンス前で失速するたびまたかと天を見たくなる。開幕の喜びの中に、いまのNPB全体に漂う「飛ばん空気」まで混...