2026-08

2026年試合所感

ファンに「絶対に歌うぞ!宮島さん!絶対勝つぞカープ!」 「俺達は絶対に諦めない!絶対勝つぞカープ!」って叫ばせるなよ!

ヤクルト 12 – 0 カープ神宮の夜空に「宮島さん」の大合唱が響いたのは、12点のビハインドを背負った9回表のことだった。レフトスタンドの赤いユニフォームが声をそろえて叫ぶ。「絶対歌うぞ、宮島さん!」。得点が入ったわけじゃないチャンスが来たわけでもない。ただ、この試合でいっぺんも歌えんかった悔しさを、最後の最後にぶつけるしかなかったんじゃろう。0-12という、数字にするのもつらいスコア。それでも声を出し続けるファンの姿に、わしは胸が詰まった。栗林が崩れた4回 止められんかった流血先発は栗林。今季ここまで防御率1.38と先発転向の成功を体現してきた男に、連敗ストッパーの役割が託された。しかし初...
カープコラム

試合がないのに気が休まらん カープファンの盆休み 明日は連敗止まるかな!?

ヤクルト-カープ(8月11日、神宮球場) 台風15号接近のため雨天中止台風15号が関東に上陸して神宮球場のヤクルト戦は午後1時45分に中止が決まった。今季9度目の雨天中止。5連敗中のカープにとって試合のない日はありがたいのか、それとももどかしいのか。正直なところ、わしはどっちの気持ちもある。きのうまでの横浜3連戦で3タテを食らって、借金は今季最悪を更新した。もうこれ以上は見とうないという本音と、はよ勝って流れを変えてくれという焦り。その両方が盆休みの夜にぐるぐる渦を巻いとる。台風が残した過密日程という宿題この中止で振替試合は9月15日に組み込まれた。9月のカープの日程がえげつないことになっとる...
2026年試合所感

同じ5安打なのに宮島さんなしの零封負け~5連敗で最下位固めの新井カープの慟哭

DeNA 3 – 0 カープ両チーム5安打なのにカープは0点。ヒットは出とるのに1点も入らんという、いちばん胸がざわつく負け方をまた見せられた。横浜スタジアムのナイター、18時プレーボール。床田が左肩関節周囲炎で離脱して、代役として先発マウンドに上がったのは鈴木健矢じゃった。サブマリンが独特のテンポで腕を振る姿に、きょうはこの男に託すしかないと覚悟を決めた夜の始まりだった。鈴木健矢の6回1失点を打線が殺した鈴木健矢は文句のつけようがなかった。投球テンポとモーションで緩急をつけ、強力なDeNA打線のタイミングをことごとく外していった。日本ハム時代の2023年以来、実に3年ぶりとなる6回投げきり。...
2026年試合所感

カープはいったい何度延長12回で負けるん?4時間47分の末に残ったのは13残塁と借金17だけ

DeNA 4x – 3 カープ(延長12回)横浜の夜空に消えていった白球を、ただ見上げることしかできんかった。令和8年8月8日、横浜スタジアム。4時間47分という長い長い試合の末にカープが手にしたのは、今季8度目のサヨナラ負けという見飽きた現実じゃった。両リーグ単独最多。この称号だけはいらん。延長12回、アドゥワが投じた一球を筒香が左翼ポール際に運んだ瞬間3万人の横浜スタジアムが揺れた。低い弾道のまま切れずにスタンドへ吸い込まれていく打球を、カープナインはただ見送るしかなかった。わしはもう、こういう負け方に慣れてしまいそうな自分がいちばん怖い。筒香のサヨナラ弾は7年ぶり通算5本目じゃそうで、ま...
2026年試合所感

2023年ピースナイターのデジャヴ また巨人に屈辱を味わされて最下位転落。

巨人 11 - 7 カープ37度を超える熱気がまだ残るマツダスタジアムで、あの夜は確かに勝てると思っていた。5回裏、モンテロのバットがボールを捉えた瞬間、レフトスタンドへ吸い込まれていく白球を見て3万人の鯉党が立ち上がった。6-4。ピースナイターの特別なユニフォームに包まれた選手たちが、ちゃんと戦うとる姿がそこにあった。折り鶴が描かれた背番号86のユニフォーム、胸には「PEACE」の文字。被爆から81年目の8月6日、祈りを背負った試合でカープは確かにリードしていた。秋山のプロ初4番と打線が見せた意地この日のオーダーを見たとき、おっと声が出た。4番に秋山翔吾の名前があった。プロ16年目にして初め...
2026年試合所感

8安打で零封され3連勝できん夜もある それでもきょうはピースナイターのマツダスタジアムへ行く

カープ 0 - 4 巨人スコアボードに9つのゼロが並んだ瞬間、マツダスタジアムの空気が重たく沈んだ。8安打しとるのに1点も入らん試合というのは見ている側の体力まで奪っていく...2回裏、小園と佐々木泰の連打で1アウト一、二塁。ここで石原がたった3球でショートゴロ併殺。チャンスをつぶすにしても、あまりに呆気なかった。石原は試合後 「ゲッツーが一番ダメな場面。後手に回った」 と唇をかんだそうじゃが、テレビの前のこっちも同じ顔をしとった。先発の森は4回まで2安打に抑えて、ようやっとったよ。井上との投げ合いは緊張感があって、どっちに転ぶかわからん空気がちゃんとあった。5回の崩壊と届かなかったあと一本そ...
2026年試合所感

【試合動画】延長12回ファビアンサヨナラホームランは感動的だけどきょうは先行逃げ切り勝ちを見せてください

巨人 3 – 4 カープマルティネスの初球じゃった。146キロの変化球をフルスイングした打球がバックスクリーンの左へ吸い込まれていくのを、マツダスタジアムの2万4226人が声にならん声で見上げた。延長12回、2アウト走者なし。引き分けまであとひとつという場面で打席に立ったファビアンが、今季29セーブの守護神から値千金の14号ソロを叩き込んだ。ヘルメットを脱ぎ捨て両手を突き上げてダイヤモンドを駆けるドミニカンの背中に、4時間13分の感情がぜんぶ乗っかっとった。お立ち台で叫んだ 「サイコウデス!」 はあの場にいた全員の気持ちそのものじゃろう。0-3から心折れんかった打線と7人若鯉リリーフのリレー初...
2026年試合所感

21年間最下位なしのカープを舐めてもらっては困るよ~秋山のライフワークに華を添える逆転ホームラン

中日 3 - 4 カープ負けたら最下位。その四文字が、マツダスタジアムの夜風にずっしりと乗っかっとった。2005年を最後に、21年間カープは最下位に沈んどらん。どんなにBクラスをさまよっても、そこだけは踏みとどまってきた意地がある。8月2日、後半戦最初のカード3戦目。28,045人が詰めかけたマツダスタジアムの空気は、期待よりも祈りに近かった。前日は1-7の大敗を喫しとる。きょう負ければ中日と順位が入れ替わりついにセ・リーグの底に落ちる。そんな崖っぷちで先発マウンドに上がったアドゥワが、3回5安打2失点でわずか60球持たずに降板した。3回、樋口にタイムリーを許し、サノーの犠牲フライで0-2。嫌...