
ランキング応援うれしいです!ありがとうございます🙇♂️
Xのフォローも待ってます!
Follow @gyoraidou
巨人 3 – 1 カープ
ファビアンの打球がレフトスタンド上段に突き刺さった瞬間、東京ドームのレフトビジター席がわっと湧いた。
初回、2アウトからの12号ソロ。前日に続く2試合連続の先制アーチ。
ほんの数秒だけわしは 「きょうはいけるかもしれん」 と思うた。
ほんの数秒だけ… じゃ。
すぐに頭の中で別の声がする。先制しても追加点が取れんまま中盤を迎えて、じわじわ追いつかれて最後はひっくり返される。
今シーズン何度この光景を見せられたか。
データを調べて愕然とした。
2026年のカープが先制した試合の成績は22勝17敗3分。
先制時の勝率.564はセリーグ6球団で最低である。
巨人は.773、ヤクルトは.784。先に点を取ったチームが7割8割勝つのが普通のプロ野球で、カープだけが5割台をうろうろしとる。
もはや先制点がリードではなく 「逆転負けのカウントダウン開始」 に感じてしまうこの感覚は気のせいじゃなかった。
1点を守れないのではなく 1点しか取れない打線の罪
この試合もまったく同じ筋書きじゃった。
初回のファビアン弾で1-0。
そこから巨人先発の井上に7回1失点に抑え込まれ、2回以降はまるで得点の匂いがせん。
床田は5回まで毎回走者を背負いながらも粘っとったが、たった1点のリードでは緊張の糸が切れるのも時間の問題じゃろう。
6回、ついにその糸が切れた。
先頭から連打を許し坂本に四球で2アウト満塁。
そこで笹原に三塁線を破る走者一掃の二塁打を浴びて1-3。
「粘り切れなかった」と肩を落とした床田の言葉が痛い。
6回8安打3失点、内容としてはそこまで崩れとらん。先発としては及第点じゃ。
ただ援護が1点しかないピッチャーに 「粘れ」 と言い続けるのは酷というもんじゃないか。
チーム打率.222、得点圏打率.227。どちらもセリーグ最下位。
84試合を消化してチーム総得点247は12球団で最も少ない。
1試合平均にすると約2.9点。防御率3.21は実はリーグ3位で、投手陣はようやっとる。
それなのに33勝47敗。この数字の歪みが、カープの苦しみのすべてを物語っとる。
投手が試合をつくっても、打線が応えられんのじゃー
はあ、どうしようもないでぇ
7回2アウト満塁 あの場面がすべてだった
逆転された直後の7回、カープ打線にも意地を見せる場面はあった。
2アウトから走者をため、満塁の好機をつくる。打席には1番の名原。
ここで1本出れば試合はまだわからんかった。
しかし名原の打球はライトフライ。甘いストレートを振りにいってミスショット。バットを地面に叩きつけて悔しがる姿は、見ていてこっちまで胸が詰まった。
「これだけ試合に出させてもらっているので、もう『経験』とか言っている場合じゃない。あそこで1点でも取れていたら、試合の流れも違ったと思うし、流れを切ったことは間違いない。ひたすら練習するしかない」 と語った名原の言葉に嘘はないじゃろう。
育成から這い上がってきた若武者が自分を追い込む姿勢は立派じゃと思う。
じゃけど、この場面がまさにカープの縮図なんよ。チャンスはつくる。でも返せん。
得点圏打率.227というのは、ランナーが二塁三塁にいても4回に1本もヒットが出ん計算になる。
先制しても追加点が奪えず、1点差のまま中盤を越え投手が力尽きる。
7回に訪れる最後のチャンスも活かせず、そのまま沈んでいく。
このパターンをわしはいったい今季何回見たんじゃろうか?
新井監督は試合後、自力優勝消滅について 「1戦1戦、大切に戦うだけです」 と短く答えた。
7月20日の自力V消滅は昨季とまったく同じ日。
ただし借金は昨季の6に対して今季は14。倍以上に膨れ上がっとる。
3回終了時点でリードしていても勝率.545、6回終了時点でリードしていても勝率.750。
どちらもセリーグ最低の数字で、つまりカープは 「先に点を取っても逃げ切る力がない」 チームとしてデータにはっきり刻まれてしもうた。
ファビアンの一発は見事じゃった。7月だけで14安打中7本が本塁打という驚異的な長打力。
「一日一日、取り組んでいる成果」 と語る助っ人の努力は本物じゃろう。
モンテロも含めて外国人選手は振れとる。
新井監督が 「2人とも振れているので、彼らの前に走者を置きたい」 と言うのはまったくその通りで問題は走者を置けない日本人打者の方にある。
ほんまに突き放したいわけじゃないんよ。
でも先制した瞬間に 「あぁ、また負けるんじゃろうな」 と覚悟する応援なんかもうしとうないんじゃ。
84試合で17回、先制しながら負けとるチームを信じ続けるのは修行みたいなもんでさすがに心が擦り減る。
それでも、きょうもまた東京ドームの試合中継をつけるんじゃろうな。
名原がバットを叩きつけた悔しさが、いつかチャンスで振り抜く力に変わる日を待ちながら。
カープが先制した瞬間に、素直に喜べる日が戻ってくることだけを祈っとるわ。
ほんましっかり打てや!


コメント