九里亜蓮 魂の130球!今季初完封で3勝目を挙げる!

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九里今季初完封

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6月13日 対西武3回戦は前日の借りを返す形で、九里の力投と矢野雅哉らのタイムリーにより5-0の完封勝利となりました。

初回、この日は菊池涼介の代わりにセカンドへ入った名手矢野のエラーと四球で1死1塁2塁のピンチをいきなり招きます。

しかし、続く4番DHの中村剛也を三振に取り、陽川尚将はセンターフライに打ち取り、25球を要しましたがこの場を切り抜けます。

2回にも1死からヒットと送りバントで得点圏にランナーを背負いますが、ここも滝澤夏央をライトフライに打ち取り、その後は5度三者凡退に抑え2塁を踏ませない圧巻のピッチング。

打線の方は、ライオンズ先発ボー・タカハシの前に3回まで毎回ランナーを出しますが、得点には至らず、また0行進が気になり始めます。

4回でした、先頭の末包昇大がボーの足元を抜く打球をセカンド滝澤がさばきますが送球が乱れ、末包も全力疾走とヘッドスライディングで1塁セーフをもぎ取ります。

そして今交流戦初めてDH起用された松山竜平はストレートの四球となり無死1塁2塁。

続く田中広輔は送りバントの指示を受け初球で決めますが、これが絶妙でした。3塁前に転がし、サード元山飛優がダッシュし捕球しても投げられずオールセーフで無死満塁の大チャンス・・・

しかし、外野フライでも1点先制と期待された坂倉将吾は空振り三振に倒れ、続くプロ初打点となるかと思われた佐藤啓介はファーストゴロで本塁フォースアウト(マズイ~)

無死満塁で得点出来ないと向こうに流れが行ってしまいそうな嫌な展開でしたが、矢野雅哉はやってくれました。

フルカウントからの6球目を見事に捉えセンター前へ先制の2点タイムリーヒット!
初回のエラーのこともあり塁上で喜びを爆発させるガッツポーズ!(いいぞ矢野!)

この日の九里の出来からすると、この2点で十分だったのでしょうけれど・・・

効果的な追加点と好守備も完封の援護に

6回を終えて99球を投げていた九里でした。

普通なら7回から継投に入ろうか、もう1回だけ行ってもらおうかという考えどころだったのではと思いましたが7回表の攻撃が良かったのでしょうね。

先頭の小園海斗が二遊間への内野安打で出塁すると末包の2球目に盗塁を決め、末包ライト前ヒットで無死1塁3塁のチャンスをつくります。

ここで5番DH松山がレフト線へ運ぶ2点タイムリーツーベースを放ちます(ナイスバッティング!このところ調子いい~!)

この後、田中、坂倉は倒れますが、6回から守備に入っていた大盛穂がこのまま終わりませんでした。

カウント1B2Sからの4球目低めのフォークを拾い1・2塁間を抜けるライト前ヒットで2塁ランナーは松山の代走二俣翔一がホームイン!

この回の3点は九里とベンチに勇気を与える追加点となりましたね。

そして、守備でも九里を助けたのが5回の佐藤・・・慣れないファーストで源田壮亮の抜ければライト線へのツーベースヒットになりそうな強いライナーをジャンプ一番もうこれ以上ないという位高く飛びキャッチ!

これには九里も笑顔で称えていましたね。

さらに最終回、わずか3球で2死を取った後、陽川尚将の打った大飛球はライト大盛の頭上を越えてホームランかフェンス直撃の長打になるかという当たりを、11日の試合に続きフェンスに激突しながらの大ファインプレーでゲームセット!

九里も両手を突き上げ喜び半分心配半分で大盛の様子をうかがっていましたが大丈夫と分かり破顔一笑となりました。

九里談「最後、入らないでくれと祈ってボールの行方を見ていたんですけど、大盛が良いプレーで取ってくれたので本当にありがたいです」

新井監督談「彼の性格だから『行かせてください』って言うの分かっていたけど、一応聞きに行った。『行かせてください』ということだったので。その代わり、1点でも取られたらすぐに代えるからなと言って、九回もいってもらいました。本当、何もないです。ナイスピッチングだったと思います」

この試合は投打も噛み合い、守備もバッチリのナイスゲームでしたね。

先日のマダックスの完封負けを見事にリベンジしてくれました。

さあ、交流戦も最後のカード楽天戦を残すのみとなりました。

この勢いで楽天にも勝ち越しを決め、首位をがっちりキープしましょう。

交流戦を勝ち越せ!がんばれカープ!!

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