年一のありえない逆転勝ち 佐藤啓介のプロホームランから8得点の奇跡のルーズベルトゲーム

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佐藤啓介プロ初ホームラン

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DeNA 7 – 8 カープ

0対6。5回表が終わった時点でマツダスタジアムの空気は完全に死んどった。

床田が4回に松尾の走者一掃タイムリーツーベースで一気に4点持っていかれて、5回表にはエンカーナシオンにバックスクリーンへソロを叩き込まれた。

深沢にはいいようにやられてカープ打線は4回までノーヒット。

正直に言うと、わしはもうきょうは諦めとった。席を立つ人もちらほら見えた。

8月の蒸し暑い夜に、6点ビハインドはあまりに重い。

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代打の一振りが暗い空気を破壊した5回裏

5回裏、新井監督が動いた。

床田に代えて佐藤啓介を代打に送る。

打率1割台の男に託す場面で、正直期待半分というよりほとんど祈りじゃった。

その佐藤啓介が1ボールからの2球目を振り抜くと、打球はライトポール際へ吸い込まれていった。プロ初本塁打。

本人は 「思い切って打ちました。少し打球が低かったのでどうかなと思いましたけど、ホームランになってくれて良かった」 と振り返ったが、あの一発がなかったら間違いなくこの試合はそのまま終わっとった。

1点返して0対6が1対6。たった1点じゃが、スタンドの温度が明らかに変わった。

大盛がヒットで出て、菊池も続く。坂倉のレフト前タイムリーで2対6、秋山のライト前タイムリーで3対6。

ここでDeNAは深沢を諦めて馬場に代えたがもう遅かった。

打者13人 嘘みたいな40分間

1アウト満塁で持丸がフルカウントから押し出しの四球を選ぶ。4対6。ここの粘りが、ほんまにでかかった。

続く勝田がライト前に弾き返して5対6。まだ1点足りん。佐藤啓介がこの回2打席目に立って、投ゴロの間に三塁走者が還って6対6の同点。

打者13人目、大盛がセカンドへの内野安打で勝ち越し。ヘッドスライディングで一塁に突っ込んだ大盛の泥だらけのユニフォームが、この試合のすべてを語っとった。

さらに3番手の吉野がボークで8対6。1イニング7安打8得点。

約40分間の出来事でスコアボードがまるで別の試合になっとった。

6回以降は岡本、遠藤、髙、森浦とつないで逃げ切った。

8回に筒香のタイムリーで1点差に迫られた場面はさすがに胃が痛かったが、最後は森浦が締めて8対7。ルーズベルトゲームを制した。

床田は5回8安打6失点。内容だけ見たらとてもじゃないが勝ち投手の顔はできんピッチングじゃった。

それでも打線が6点ひっくり返して勝ちをつけてくれるんじゃけえ野球はわからん。

これで5勝目。44日ぶりの白星を床田はどんな気持ちで受け取ったんじゃろう?

セリーグの順位表を見ると、カープは最下位のまま。じゃが3位DeNAとの差は2.5ゲームに縮まった。

きょうから始まるDeNA、ヤクルトとの6連戦。

CS圏内を狙う上で、落とせん直接対決の初戦をこういう形でもぎ取れたのはデカい。

今季45勝のうち21試合が逆転勝ちというのが、このチームの性格をよう表しとる。

きれいに勝てんけどしぶとい。大盛の5打数4安打も、勝田のあのタイムリーも、佐藤啓介のあの一発も、全部がつながった夜じゃった。

あしたもこの勢いのまま、マツダスタジアムの夜を熱くしてくれ。

中日自滅で3連勝できた CSいけるのか?
中日 2-1 カープ昭和風に言えば、棚からぼた餅。モンテロの気持ちよい11号ホームランと、9回中日アブレウのイライラ、中日ベンチの迷采配で勝てました。9回は我らがカープの音速の貴公子・辰巳が代走で出てきた時点で、アブレウはイライラMAXじゃったわ。辰巳は盗塁はしなかったけど、一塁ランナーとしてプレッシャーをかけ続けよった。マウンドのピッチャーとファーストのランナーが、これでもかというぐらいバチバチしとったわ。まるで仁義なき戦い。最後は佐々木大賀がサヨナラフォアボールを選んで、辰巳がホームベースを踏み、13度目の挑戦にして開幕カード以来の3連勝を達成。もう、この3連勝に関してはイライラする必要が...

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