3安打で1得点でやっぱり3連勝は無理だった… そして森翔平も勝てない

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カープは6連敗後の2連勝で3連勝を狙ったが12度目の挑戦も失敗

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阪神 8 – 1 カープ

1-8。スコアだけ見たら、何も言葉が出てこん。6連敗をようやく止めて、阪神相手に2つ続けて勝って、

きのうのマツダスタジアムには 「いけるんじゃないか」 という空気が確かにあった。

3万1645人が詰めかけた日曜のナイター。曇り空の下、18時のプレーボールを待つスタンドには、3連勝への期待がじんわりと広がっとった。

開幕カードの中日戦以来、今季まだ一度も3つ続けて勝てとらん。

12度目の挑戦。もうええ加減、という祈りにも似た気持ちで試合は始まった。

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初回の2ラン被弾から森が見せた意地の立て直し

先発の森が、いきなりつまずいた。初回2アウト一塁から、佐藤輝に138キロのツーシームをバックスクリーンへ運ばれる。28号の2ラン。

あの打球の角度を見た瞬間に背筋がすうっと冷えたわ。

ただ、森はそこから踏ん張った。

2回以降はスコアボードに「0」を並べていく。3回2アウト一、二塁では、その佐藤輝を見逃し三振に仕留めた。

6回にも空振り三振を奪い、101球を費やしながら1-2の僅差を保ち続けた。

わしはあの粘りに、少しだけ希望を見とったんよ。

新井監督も試合後森について 「粘って、ゲームをつくった」 と語った。

7回の続投を問われても 「あそこは迷わずです」 と言い切っている。それだけの信頼を森の投球内容は勝ち取っとった。

打線が沈黙する中、5回の先頭で風穴を開けたのはモンテロじゃった。

カウント1-2から伊原の143キロ直球を完璧に捉え、打球は左翼席の上段に突き刺さる。打球速度175.7キロ。

来日2年目で初の2桁到達となる10号ソロ。あの一発だけがこの試合でカープが阪神に真っ向から打ち返した瞬間じゃった。1点差。まだ分からんぞと声が出た。

7回の3連打 また越えられんかった壁

しかし、森にはまたしても 「7回の壁」 が立ちはだかった。

先頭の大山に中前打、前川に右前打を許してノーアウト一、三塁。続く坂本にもセンター前へ運ばれ、1アウトも取れんまま3連打で追加点を献上して降板。

2番手の辻も代打・伏見に中前適時打を浴び、森の失点は4に膨らんだ。

森は試合後、 「粘れないところが実力」 と短く語ったそうじゃ。

前回の巨人戦も7回に崩れ、その前のヤクルト戦でも6回に突如3失点。中盤まで好投しながら、あと1イニングが越えられん。

6回までの投球を見れば間違いなくエースの球を投げとるだけに、ほんとうにもどかしい。

1-4になっても、まだ試合が終わったわけじゃなかった。けど8回、塹江が坂本に2点適時二塁打を浴びて1-6。9回にはさらに2失点を重ねて1-8。6回終了時には1点差じゃったゲームが、わずか3イニングで7点差に広がってしもうた。

そしてこの9回、見ていて一番つらかったのが小園の守備じゃった。

ノーアウト一塁で中野のショートゴロを処理しながら、二塁へのトスがうまくいかず併殺を取れん。

さらに1アウト一、二塁で佐藤輝のセカンドゴロ、菊池からの送球を受けた小園の一塁への転送が悪送球。失点につながった。

点差がついとっても、3万人を超えるお客さんが最後まで見てくれとる。

新井監督は9回の小園の打席に代打を送り、試合後に 「たくさんファンの方が見に来てくれているので」 と厳しい表情で語った。懲罰交代じゃった。

対照的だったのが菊池じゃ。9回裏、一塁走者として出た菊池はファビアンの三ゴロで二塁へ全力疾走し、佐藤の野選を誘った。

1-8の最終回、勝敗が決まった場面でもあの走りができる。ベテランの背中が見せた 「仕事への姿勢」 は、スコアには残らんけど確かにマツダに刻まれた。

安仁屋おじいさんが 「見習ってほしい」 と小園に向けた言葉の意味は重い。

月曜日の朝がやってきた。日曜の完敗を引きずって、重たい足で一週間が始まる。ほんまに心が折れそうになる。

けど、あのモンテロの打球が左翼上段に消えていった瞬間の歓声は嘘じゃない。

森が2回から6回まで歯を食いしばって投げ続けた101球も嘘じゃない。

菊池が最終回に見せた全力疾走も、嘘じゃない。

3つ続けて勝てんでも、カープにはまだ戦える選手がおる。

あしたからまたマツダスタジアムで中日戦が始まる。ため息はきょう一日で吐き切って、また応援する準備をするだけよ。

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