8安打で零封され3連勝できん夜もある それでもきょうはピースナイターのマツダスタジアムへ行く

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森翔平敗戦

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カープ 0 – 4 巨人

スコアボードに9つのゼロが並んだ瞬間、マツダスタジアムの空気が重たく沈んだ。

8安打しとるのに1点も入らん試合というのは見ている側の体力まで奪っていく…

2回裏、小園と佐々木泰の連打で1アウト一、二塁。ここで石原がたった3球でショートゴロ併殺。

チャンスをつぶすにしても、あまりに呆気なかった。

石原は試合後 「ゲッツーが一番ダメな場面。後手に回った」 と唇をかんだそうじゃが、テレビの前のこっちも同じ顔をしとった。

先発の森は4回まで2安打に抑えて、ようやっとったよ。井上との投げ合いは緊張感があって、どっちに転ぶかわからん空気がちゃんとあった。

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5回の崩壊と届かなかったあと一本

それが5回、一変する。

石塚にライト前を打たれ佐々木俊輔にも続かれてノーアウト一、三塁。

知念にライトへ運ばれて先制点を献上すると、井上のバントで走者を進められ、小濱に三塁線の横を抜ける2点タイムリーを浴びた。0-3。

森は79球で6回まで投げたけど、あの5回だけが全部じゃった。

打線のほうも、井上の前に手も足も出んかったわけではない。

ファビアンは3安打、佐々木泰も2安打。坂倉が7回先頭でライト前に弾き返し、佐々木泰もレフト前で続いて2アウト一、二塁をつくった場面では、新井監督が代打に秋山を送る勝負手を打った。

前日の試合で同点の三塁打を放った男に託す、その判断は間違うとらん。

けど秋山のバットは詰まってセカンドゴロ。井上の真っすぐにねじ伏せられた。

7回を97球で無失点。井上は今季10勝目を手にして、マウンドを降りた。

カープは8安打で巨人の7安打を上回りながら得点はゼロ。

数字だけ見たら意味がわからんが、要所で1本が出ん今季のカープを象徴するような試合じゃった。

ゼロの夜を越えて 8月6日のマツダスタジアムへ

それが5回、一変する。

石塚にライト前を打たれ佐々木俊輔にも続かれてノーアウト一、三塁。

知念にライトへ運ばれて先制点を献上すると、井上のバントで走者を進められ、小濱に三塁線の横を抜ける2点タイムリーを浴びた。0-3。

森は79球で6回まで投げたけど、あの5回だけが全部じゃった。

打線のほうも、井上の前に手も足も出んかったわけではない。

ファビアンは3安打、佐々木泰も2安打。坂倉が7回先頭でライト前に弾き返し、佐々木泰もレフト前で続いて2アウト一、二塁をつくった場面では、新井監督が代打に秋山を送る勝負手を打った。

前日の試合で同点の三塁打を放った男に託す、その判断は間違うとらん。

けど秋山のバットは詰まってセカンドゴロ。井上の真っすぐにねじ伏せられた。

7回を97球で無失点。井上は今季10勝目を手にして、マウンドを降りた。

カープは8安打で巨人の7安打を上回りながら得点はゼロ。

数字だけ見たら意味がわからんが、要所で1本が出ん今季のカープを象徴するような試合じゃった。

ゼロの夜を越えて 8月6日のマツダスタジアムへ

8回以降は中川、田中瑛斗、森田の継投にねじ伏せられ、9回にはアドゥワが佐々木俊輔にライトオーバーのタイムリー二塁打を浴びて0-4。

最後は佐々木泰が森田のフォークにバットが空を切って三振。

今季10度目の完封負けで開幕カード以来の3連勝は11度目の挑戦でも届かんかった。

セ・リーグ5位、借金は14。数字だけ見りゃあ、ため息しか出んのは正直なところよ。

新井良打撃コーチは 「紙一重のせめぎ合いだった。状態が上がってきている選手も多い」 と言い、 「負けてしまったという悔しさを明日、どうぶつけるか。パフォーマンスにぶつけていくかっていうことが大事」 とナインに声をかけたという。

紙一重。そうなんよ、紙一重なんじゃけど、その紙がなかなか破れんのが今年のカープなんよなあ。

きょうは8月6日。原爆投下から81年目の朝を広島は迎えた。

いま外に出たら、もう空気が熱い。今夏最高気温の37.4℃になるらしい。

平和記念式典の中継を見て、黙祷して、それからマツダスタジアムへ向かう。

きょうのピースナイターでは全選手が背番号「86」のユニフォームを着る。

胸に「PEACE」の文字と虹色のライン、背中には折り鶴。

19回目になるこの日の試合は、勝ち負け以前に、ここでプレーボールが迎えられること自体に意味がある。

新井監督は 「特別な日なので、野球ができることに感謝して、試合に臨みたい」 語った。

昨夜2安打の佐々木泰も 「常に感謝の気持ちを持ってやっている。明日は特に大事な日。勝って、その日を締めくくれれば」 と力を込めた。

ゼロが並んだ昨夜の記憶は、まだ体のどこかに残っとる。けど、きょうはきょうの試合がある。

灼けたアスファルトの照り返しの中を歩いて、汗を拭いて、球場の門をくぐる。スタンドに座ったら、たぶんまた祈るような気持ちで打席を見つめるんじゃろう。

3連勝がどうとか、借金がどうとか、きょうだけはちょっと横に置いとこう。

あの日の空の下で生き延びた街と、その街から生まれたカープが、きょうもここで野球をする。

それだけで、わしはもう十分にマツダスタジアムへ行く理由がある。

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