エンジンの違いを見せた斉藤優汰 ガラガラのマツダスタジアムでバットがクルクル回る14三振

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ファイターズガール

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カープ 0 – 2 日本ハム

ガラガラのマツダスタジアム。

観客17,762人、カープファンは1度も宮島さんを歌えず零封負け

きつねのファイターズガールがいてくれたらな~~~

交流戦最終戦。5勝12敗1分という惨憺たる成績で長くて短いパリーグとの戦いを終えた。

せめて最後くらい勝って送り出してやりたかった。けどそれすら叶わんのが、いまのカープよ。

今季初めて1軍のマウンドに上がった斉藤優汰が初回から腕を振った。

先頭の水野に対して4球連続ストレート。最後は153キロで空振り三振に斬って取る。

続く矢澤、水谷も力でねじ伏せて三者凡退。10球中9球が直球という、もう清々しいほどの真っ向勝負じゃった。

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64球に詰め込んだ全力の5回

斉藤優汰の投球には迷いがなかった。この日の最速は155キロ。全64球のうち43球がストレートというまさに力と力の勝負を挑むピッチングで、5回を3安打1失点にまとめた。

バッテリーを組んだ持丸も「かわしてかわしてになっても、斉藤の良さが出ないというのは、話しました。自分もそう思っていた」と試合前から方針は明確じゃったらしい。

唯一の失点は4回、2アウト三塁からの大塚のセーフティスクイズ。三塁線にころがされた打球はバント安打となり、0-1。

斉藤優汰本人も「ケアできたと思う。ちょっと油断していた。悔やまれるところ」と唇を噛んだ。

たった1点。たった1球の油断。ほんまにそれだけが悔やまれる。

じゃが5回を投げ終えてマウンドを降りるとき、わしはこの若者に拍手を送っとった。

開幕は2軍スタートで、中継ぎでも結果が出ず、実戦から離れてブルペンでフォームを作り直した。

左手の使い方を修正して壁を作り、ストレートの質が変わったという。

地元北海道の球団を相手に155キロを連発する22歳の右腕には、確かにエンジンの違いがあった。

「やってきたことしか出せない。とにかく全力で、全力で投げました」。その言葉に嘘はなかった。

あと黒田アドバイザーに教わったんかの?バックドアのスライダーが何球かきれいに決まっとったのが将来を感じさせるわ。

14三振 バットが止まらんのやない 振っても当たらんのよ

問題は打つほうよ。

北山に5回2/3を投げられて9三振。

そのあとも堀、達、島本、柳川とつないでくる日本ハムの継投に手も足も出ず、チーム全体で14三振。

今季最多の三振数をよりによって交流戦の最終日に記録してしまった。5安打、得点ゼロ。今季8度目の完封負け。

大盛が3三振、菊池が3三振。坂倉は6回にセンター前、8回にショートへの内野安打と意地は見せたが、得点圏までつなぐことができん。

2回と4回、ともに1アウト一塁三塁のチャンスで持丸が凡退した場面は痛すぎた。本人も「最低でも犠飛を打っていれば」と悔やんどった。

チャンスがなかったわけやないんよ。

名原はヒットと四球と死球で3度出塁しとるし、ファビアンも2回にレフトへの二塁打を放っとる。

ほんまにあと1本が遠い。

新井監督が「好機はあったけど、好投手なのでギアが上がってなかなか厳しかった」と語ったように、北山は走者を背負うとギアを上げてくる投手じゃった。

けど、それでも打たにゃいけんのよ。

いつまで先発投手を見殺しにするんや。

9回、万波にライトスタンドへ14号ソロを叩き込まれて0-2。ダメ押しの一発が、マツダスタジアムの夜空に消えていった。

交流戦は開幕から6連敗で始まった。そこから何とか持ち直して2連勝した時期もあったけど、結局5勝12敗1分け。

新井政権4年目にして初めての交流戦負け越し。

12敗は全て3点差以内という、じりじり削られるような負け方ばかりじゃった。

セリーグ5位、23勝36敗3分け、借金13。数字だけ見たら目を背けたくなる。

じゃが、きょうの斉藤優汰を見て思うんよ。新井監督も「ナイス投球だった。自信にしてもらいたい」と言うた通り、この先のカープに必要なピースがマツダのマウンドで確かに光っとった。

「直球でカウントも取れたし、ある程度、コースにも投げられた。自信にしていいかなと思います」と本人が言い切れるだけの登板じゃった。

6月20日からリーグ戦が再開する。

相手はヤクルト、神宮球場。交流戦の傷は深い。借金も重い。

打線の状態を考えたらため息しか出んのも正直なところじゃ。

ほいじゃけど、155キロのストレートを投げ込む若者がおる。悔しさを噛み締めながら前を向ける選手がおる。交流戦はもう終わった。

ここから先はセリーグの戦いよ。

もういっぺん、ここから這い上がるカープが見たい。

頼むけぇ、打ってくれ。

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