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9月21日 対巨人24回戦は、先発のアドゥワ誠が六回までに3失点し、八回にも島内颯太郎が1失点と重苦しい雰囲気の中、3点を追う八回ウラ、林晃汰のヒットを足掛かりに一挙4得点で逆転に成功。最後は栗林良吏が締めて、5‐4と勝利しました。
いやー、野球は最後までわかりませんね。
こう言っちゃなんですが、まさか逆転できるとは思いませんでした。（ゴメンナサイ）
1‐4となった八回表の段階では（今日も負けたな・・・）と思ってしまいましたヨ。そりゃそうですよね。
1イニングに3点以上取るなんて、滅多にないことで・・・この9月では15試合中2試合、15日に10‐2で大勝した常廣初勝利の試合と1日の5‐1でヤクルトに勝った試合だけですからね。
しかもそれは、どちらもビハインドの状況ではなかったわけですから・・・
それにミスがあったり、ちぐはぐな攻撃があったり、マズイ点の取られ方だったりと、負けるべくして負けそうな試合展開でした。
まず五回、末包が1死からヒットで出塁したのに横川凱の巧みな牽制球でタッチアウト！その後、菊池涼介にライトへのツーベースヒットが生まれます。
結局その後は林晃汰ファーストゴロに倒れチェンジとなりましたが、末包が残っていれば1死2塁3塁だったわけで結果は違っていたかも知れません。
牽制アウトは前日の試合でも坂倉が食らっていましたが、非常にもったいないですよね。
六回表、2死1塁からオコエ瑠偉のライト横への飛球を末包がワンバウンド捕球できずファンブルする間に1塁走者の岸川行倫は3塁へオコエも2塁へ・・・
そして門脇誠を申告敬遠で満塁策をとりますが、ウラ目・・・今季ノーヒットの横川にまさかのライト前ヒットを打たれ3点目を奪われます。
この点の取られ方は、悪かった。初回の岡本和真のタイムリーや五回の浅野翔吾のタイムリー2ベースは仕方ない点の取られ方でしたが、3点目は満塁策を取った上でピッチャーに打たれるというダメージの大きい取られ方でした。
さらに、せっかく六回ウラ秋山のタイムリーですぐさま1点返し2点差に戻したのに、八回表に上がった島内颯太郎が岡本、坂本隼人に長短打を打たれ無死2塁3塁とされ・・・
オコエのボテボテゴロに前進守備の矢野がバウンドに合わせられず弾いて1点追加されてしまいます。捕球できていれば間違いなくホームインを阻止できたでしょう。
この終盤にきての1点は非常に重たく、ほぼ試合が決まったように感じましたが・・・
強かったころのカープが戻ってきた！
八回ウラ、巨人はケラーを送り込んできましたが、先頭の林がレフト前ヒットで出塁・・・野間峻祥は空振り三振・・・二俣翔一はライトフライ（この日スタメンで初の1番を任されましたが4タコでした）
ツーアウトとなりましたが、ここからでした・・・
矢野が初球153キロのストレートをはじき返しライトへのヒットで2死1塁3塁・・・
秋山は2球で追い込まれますが4球目スプリットをライト前へタイムリーヒットで2-4と2点差に・・・
ここで巨人はケラーから高梨雄平へスイッチ、カープも秋山に代走羽月隆太郎を送り・・・
小園の打席、その初球に羽月が走り、2塁3塁としツーアウトながら一打同点の形をつくります・・・
そして小園は1B2Sと追い込まれながらも低めのシュートに反応し、ライト前へ痛烈なゴロを放つと・・・
ライトの浅野がバックホームを焦ったか、まさかのトンネル！
2者生還で同点となり、小園は3塁を陥れます（ナイスバッティングだ小園！ありがとう浅野！）
続く坂倉は四球で1塁3塁となり、高梨から船迫大雅（フナバサマヒロマサ）へスイッチ
そして仕上げは末包・・・
2ボールとなった3球目のスライダーを振りきり、詰まりながらもレフト前へ逆転のタイムリーヒットとなりました（ようやった末包！ようやってくれた・・・うれし涙）
ついに逆転した！3点差を跳ね返した！粘っこい打線・・・強かった時のカープが戻ってきた！
そして九回は、栗林良吏が、先頭は代打の中山礼都に対しボール3つ先行しながらフルカウントへ持ち込みピッチャーライナーでワンアウト・・・
そして丸佳浩には初球フォークでセカンドゴロに打ち取り・・・
最後の打者は浅野・・・4球で空振り三振に仕留めると吠えながらガッツポーズの栗林！
あの11日の巨人戦、悪夢の6失点から見事に立ち直ってくれました。
思えば、あの試合から何か歯車がおかしくなったんですよね。
勝てたはずの試合を落とし、負のスパイラルへ入り込んでしまった・・・
先発は試合をつくれず、打線はチャンスに一本が出ず、リードしていても逆転される、今日も負けるんじゃないか、また負けるんじゃないか・・・とそんな試合ばかりでした。
しかし、この日の試合で何か憑き物が落ちたような気がします。
先発アドゥワは打たれながらも、なんとかクオリティスタートで試合をつくり・・・
矢野は好守連発、好打も発揮・・・
上がってきた林が口火を切り・・・
連敗中は走ってなかった羽月が初球で2盗を決め・・・
秋山、小園は、いつもどおり頼りになり・・・
苦しんでいた末包が殊勲の決勝打・・・
あれ以来、投げる機会も無かったけど、ようやく復活の栗林が38セーブ目・・・
といろいろと内容の濃い試合でした。
そして泣ける試合でもありました。本当によかった・・・
さあ、1日で3位に再浮上したことですし、このまま、もう落ちることなく最後まで行って欲しいですね。
このまま突き進め！がんばれカープ！！
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