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ヤクルト 3 – 1 カープ
2万3千人のカープファンのため息が、夏の終わりの空に溶けていった。
6連敗中のヤクルトにたった5安打、カープはまたしても1得点に沈んだ。
前日のDeNA戦に続いて、2試合連続の1得点。
3連勝で1.5ゲーム差、 「ここからよ」 と思うとった矢先にこの体たらくはほんまにこたえる。
ヤクルトの先発奥川に、なんもさせてもらえんかった試合。情けない2連敗。
奥川に封じられた夜 散発5安打の沈黙
正直に言うと奥川が良かった。
ストレートに力があって、スライダーの曲がり幅がえげつない。
8回112球を投げて5安打1失点、無四死球。打てる気配がせんかった。
カープ打線は初回、名原が左翼線への二塁打で出たのに後が続かず。それ以降はもう奥川のペースじゃった。
初回で決まった試合でした。
内野ゴロ、内野ゴロ、また内野ゴロ。6回に1死三塁から菊池のセカンドゴロの間に佐啓介が生還して1点を返すのが精いっぱい。
相手投手に自援護タイムリーまで打たれとるんじゃけぇ、森下も打線もダメダメ。
新井監督も奥川について 「良い投手なので」 と認めた上で、 「次回も対戦はあると思うから、得点できるようにやっていきたいです」 と語った。
次への課題を口にするしかない、そういう完敗じゃった。
森下の孤軍奮闘 リーグワースト9敗目の重さ
わしがいちばんやるせないのは、森下のことよ。
6回5安打3失点。数字だけ見りゃ試合はつくっとる。3回までは無失点で、ストレートにも力があった。
じゃが4回、2アウトを取ってからが崩れた。増田にフルカウントからレフト前に運ばれて先制を許し、申告敬遠の後、よりによって投手の奥川にセンター前へ弾き返された。
5回にも2アウトから赤羽にライトへのタイムリー二塁打。いずれも2アウトからの失点で、あと一歩が踏ん張りきれんかった。
「結果的に打たれてしまったので、自分が悪いです」
森下はそう言うた。
25日に29歳の誕生日を迎えて最初のマウンドが、リーグワーストタイの9敗目。
前回8月21日の巨人戦では125球を投げて8回2失点の力投をしたのに、打線が完封されて完投負け。
きょうもまた援護は1点だけ。エースが勝てん理由の半分は、間違いなく打線にある。
新井監督は 「粘ったと思う」 と森下をかばい、 「前回登板時も援護が少ない。次回、彼が投げる時は援護できるようにしてあげたい」 と打線に奮起を促した。
指揮官のその言葉が、森下がどれだけ孤独に腕を振っとるかを物語っとる。
「点数を取られたところが全てだと思うので」 と淡々と振り返った森下の横顔に悔しさがにじんどった。
あの真っすぐ前を向く目を見たら責める言葉なんか出てこん。
打ってやれよと、カープベンチに向かって言いたくなるわ。
カープはこれで46勝62敗、最下位のまま。3位DeNAとの差は3.5ゲームに広がった。
CS進出を諦めるには早いが、こんな貧打が続いたら道は遠のくばかりじゃ。
8月は中日に3連勝して勢いに乗ったかと思えばすぐに連敗する。この波の荒さがことしのカープそのものかもしれん。
森下が「自分が悪い」と言うなら、打線はそれに応えにゃいけまあ。
9月が近い。残り試合は少ないけど、マツダスタジアムのスタンドを埋めとるカープファンはまだ下を向いとらんよ。
バットで返してくれ、それだけでええけぇ。
いやホームラン打てや!


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