ひらめ

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2026年試合所感

雨のマツダスタジアムであのひと振りは本物じゃった 佐々木泰のプロ1号HRのうれしさと逆転負けの悔しく長い夜

カープ 5 - 7 阪神雨に降られて1時間遅れで始まった試合はまさかこんな終わり方をするとは思うとらんかった。5回終了後にはさらに1時間1分の中断があってトータル6時間近くマツダスタジアムに縛りつけられた末の結末があれじゃ。5-2の3点リードで迎えた9回表。もう勝ったもんじゃと思うた。新井監督は守護神の森浦をマウンドに送り、二塁に菊池を入れて守備固めも敷いた。万全の態勢のはずじゃった。ところが先頭の木浪にレフト前を打たれ続く坂本のボテボテの三塁ゴロ、遊撃から三塁に回った小園が二塁へ送球するもこれが大きくそれて無死一、二塁。あの場面で併殺を狙いにいく必要はなかった。3点差なんじゃけえひとつずつア...
2026年試合所感

打てんのよ ほんまに打てんのよ それでもモンテロの一発チーム初ホームランに震えた夜

阪神 4 - 2 カープ開幕3連勝からの3連敗。この2文字の並びがぶち重たい。カープは4月3日マツダスタジアムに阪神を迎えた。昨季6勝19敗と大きく負け越しシーズン終盤には10連敗まで喫した相手じゃけえカープファンの胸にはどうしたって苦い記憶がちらつく。しかもこの日までのチーム打率は.197。本塁打はセ・リーグで唯一の0本。盗塁も0。数字だけ見ればほんまに寒い。28,003人が詰めかけたマツダの夜空にどうか一発の花火をと祈るような気持ちがあった。村上の術中にはまった5回と 初回の痛恨試合は初回から動いた。先頭の近本に左前打を許し送りバントで1アウト2塁。3番森下がセンターへ弾き返しあっさり先制...
2026年試合所感

鬼門と言いたくはない神宮球場 岡本駿プロ初先発7回零封からまさかのサヨナラ負け ビジター球場とは?

岡本よう投げたのに 森浦が崩れた神宮の夜がほんまにつらすぎるあと1人が遠かった。たった1人がどうしても遠かった。4月2日神宮球場の9回裏2アウトまでこぎつけたカープの1点リードが砂のように崩れ落ちていった。開幕3連勝で気分よう広島を出たはずが、神宮に来てからどうにもいけん。3月31日は8-3で叩かれ、翌日は雨で流れた。きのうの雨が嘘みたいに晴れた東京の空を見て、「流れが変わるかもしれん」とちょっと思うたんよ。先発は岡本駿。2年目プロ初先発。期待するなというほうが無理じゃろう。岡本駿 初先発で見せた7回零封の説得力その岡本が、ほんまに見事じゃった。初回いきなり長岡にライト線の二塁打。2アウト三塁...
カープコラム

新井貴浩の「下からは上げん」に宿った覚悟 いまのカープを映した静かな決断~とにかく勝て!

平川の離脱は痛い。 これから期待されるスター候補生だけに... じゃが胸にいちばん引っかかったのは負傷そのものより新井監督の「下(2軍)からは上げん」だった。ここに、いまのカープの輪郭がよう出とる。 誰を足すかではなく、何を守るかを先に決めた判断だったからなんよ。ヤクルト戦が雨で流れた4月1日、神宮の屋内練習場で全体練習をこなしながら、チームは平川の登録抹消と向き合うことになった。 診断は右肩肩鎖関節損傷。開幕直後の空気を思えば、これは軽い話ではない。ドラフト1位のルーキーが離れる。 普通に考えたら、まず浮かぶのは誰を上げるかじゃろう。平川離脱より重かった 新井監督の下からは上げないでも新井監...
2026年試合所感

雨の神宮球場 首位攻防戦で森下暢仁4回KO それでも坂倉の一撃が灯した火は消えんけえ

雨がずっと降っとった。3月31日、火曜の神宮球場。開幕3連勝同士の「全勝対決」いうて胸が高鳴っとったのに大粒の雨が試合開始を30分も押し戻して18時半にようやくプレイボール。三塁側スタンドからレフト方向にかけて真っ赤に染まった遠征組のカープファンが傘を差しながら声を張り上げとる姿を画面越しに見ながらわしは嫌な予感をどうにか振り払おうとしとった。結果は、ヤクルト 8-3 カープで負けた。開幕から積み上げた3つの白星の勢いが、雨に濡れた神宮の人工芝の上で、するりと足元から逃げていくような試合じゃった。観衆2万8284人。試合時間3時間29分。数字だけ見たらまあ完敗じゃ。認めるしかない。崩れた歯車 ...
2026年試合所感

勝田のサヨナラ打 栗林のマダックス 打たんでも勝てるを示した3日間 カープ開幕3連勝に宿った底力

本塁打が0本でこんなにも胸が熱うなることがあるじゃろうか? 開幕3連戦を見終えた夜に残ったのはドカンと飛び出す白球の残像じゃなく1点をもぎ取る執念と1点を守り切る投手の気迫じゃった。3月27日から29日までのマツダスタジアム。相手は中日。開幕からいきなり、6-5、2-1、1-0と3試合続けて1点差ゲームじゃけえ、そりゃ気持ちも休まらん。しかも3連戦を通してカープにも中日にも本塁打は1本も出んかった。勝ったのに、どこか胸の奥がざわついた人は少なくないはずなんよ。打球が上がっても伸び切らん。フェンス前で失速するたびまたかと天を見たくなる。開幕の喜びの中に、いまのNPB全体に漂う「飛ばん空気」まで混...
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