カープと阪神 4番の差が露呈 森下暢仁を見殺しにした打線の沈黙

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借金20

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阪神 2 – 1 カープ

2時間19分の短い試合だったけどトホホの1得点。

零封回避が精一杯。

森下暢仁が7回2失点で踏ん張った試合を赤ヘル貧打線が見殺しにした。

借金は再び今季ワーストタイの20。セリーグ最下位のまま残り15試合。

CSなんて言葉を口にするのも、もうはばかられるような数字になってしまった。

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5回パーフェクトの重圧 大竹の緩急に手も足も出ず

舐めプの大竹は攻略したはずだったんだけど

5回までパーフェクトってどうゆうこと?

1人のランナーも許さん完全投球でカープ打線はまるで手品にかけられたように凡打の山を築いた。

初安打が出たのは6回、勝田のショートへの内野安打。

それでようやくスコアボードに走者が灯った程度で大竹は7回を2安打無失点。5奪三振で悠々と降板していった。

新井監督は「今日は相手の出来が良かったと思います」と語ったが、いい投手に抑えられましたで片づけるにはちょっと寂しすぎる内容じゃったわ。

とらえた打球もあったかと問われて「結構、とらえた打球もあったけど、そこもコース負けというか、いいところに投げているので。とらえた打球も野手の正面にいっていたように見えました」と振り返ったが、わしにはそもそも大竹の土俵で相撲をとらされとるように見えた。

4番の差がすべてを決めた夜

昨日の床田とは対照的に、森下は立ち上がりから飛ばしとった。

3回まで1安打5奪三振。大竹との投手戦を真っ向から受けて立ち、球場の空気は張り詰めとった。

けど4回、崩れた。先頭の中野に四球、続く森下翔太にも四球。四球やエラーが失点につながる典型的なパターンね。

ノーアウト一、二塁で迎えるは阪神の4番、佐藤輝明。打率.315、勝利打点リーグトップ19のこの男が、1-1から右前へ弾き返して先制点をもぎ取った。

続く大山もセンター前へ運んで2-0。

新井監督は「クリーンアップが強力なので、その前にランナーを出さないように、出さないようにと、ちょっと慎重にいきすぎたかな。でも、あの回だけ。あとはしっかりゲームを作ってくれたし、ナイスピッチングだったと思います」と森下をかばった。

実際、森下はそこから立て直して7回4安打8奪三振。エースとして十分すぎる仕事をした。ほんまに、あの4回だけじゃった。

ただ、佐藤輝明が一振りで試合を動かしたのに対して、カープの4番はどうじゃったか。

坂倉将吾。7回、先頭の菊池がレフト前に安打を放ち、ようやく大竹を攻める匂いがした場面。中村奨成がショートゴロで1アウト一塁、ここで坂倉に打順が回った。

ランナー一塁、1点差に迫るチャンス。結果はセカンドゴロ併殺打。

大竹がにやりと笑うたかどうかは知らんが、あの併殺で甲子園の空気は完全に阪神。

8回、木浪の落球から佐々木とモンテロでつないで、ノーアウト一、二塁。勝田が送って1アウト二、三塁。ここで代打・秋山のファーストゴロの間に1点を返したが、反撃はそこまでじゃった。

そして9回。2アウトから中村奨成がレフト前に意地のヒットを放ち、代走に辰見。一発出れば逆転、少なくともつなげば同点の可能性がある場面。

坂倉は工藤の初球をひっぱたいて、セカンドゴロ。それでゲームセット。

佐藤輝明は2試合連続のV打で、チームを背中で引っ張っとる。

「中軸としてしっかり結果を残さないといけない」と言い切る男と、チャンスで併殺、最終打席は初球で終わらせたカープの4番。

きょうの試合の差は、そこに尽きる。

森下の11敗目。6勝11敗という数字は、このチームの打線がいかにエースを助けられとらんかを物語っとる。森下が投げて負ける試合を何度見てきたことか。

残り15試合。正直なところ、もうシーズンの結末は見えとる。じゃけど、森下はマウンドで腕を振り続けた。

4回の失点のあと、5回も6回も7回も、歯を食いしばって投げ続けた。あの姿だけは、来年へつながるもんじゃと信じたい。

坂倉もこのままでは終われんじゃろう。4番として何をすべきか、きょうの2打席が突きつけたものは大きい。

悔しさを飲み込んで、あしたの甲子園でホームランを打て!

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