待ちに待ったプロ初勝利 斉藤優汰の5回93球1失点に東京ドームのカープファンが歓喜した夜

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斉藤優汰プロ初勝利

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巨人 1 – 6 カープ

東京ドームのマウンドに立つ22歳の背中がきょうはいつもより大きく見えた。

積んでるエンジンは最強の斉藤優汰、プロ5度目の登板でつかんだ待望の初白星。

3連敗の重苦しい空気を、4年目の若鯉がその腕一本で振り払ってくれた。

カープは5位、借金14。数字だけ見たらため息しか出ん状況じゃけど、こういう夜があるけえカープファンはやめられんのよ。

初回、先頭の浦田に右中間への二塁打を打たれ、泉口の犠牲フライであっさり先制を許す。

東京ドームの巨人ファンが沸いて、またこのパターンかと胃がキリッとなった。

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2者連続弾で空気を変えたモンテロと持丸

じゃが、この日の打線はちゃんと応えた。

2回、2アウトからモンテロが西舘のカットボールを左中間スタンドへ叩き込む8号ソロ。あの打球、打った瞬間にわかる角度じゃった。同点。

そして続く持丸が150キロの直球をライナーでライトスタンド中段へ。5号ソロ、2者連続ホームランで逆転。

持丸のあの打球は完璧じゃった。6月6日のオリックス戦以来のアーチで、道産子バッテリーの女房役が先発の相棒を自分のバットで援護してみせた。

モンテロがこじ開けた扉に持丸が飛び込んでいくような、あの二連発の流れがほんまに気持ちよかった。

斉藤優汰も、あのベンチの歓声を背中で聞いてどれだけ楽になったことか。

ピンチの連続をねじ伏せた斉藤優汰の胆力

2-1とリードをもらった斉藤優汰じゃが、そこからが楽な展開ではなかった。

3回は2死一、二塁。4回は1死一、三塁。5回も1死一、二塁。

毎回のように得点圏に走者を背負う、見とる側の心臓がもたんような投球が続いた。

じゃがここで崩れんかったのが、この日の斉藤優汰じゃった。

3回は泉口を内角152キロの直球で見逃し三振。4回はキャベッジを見逃し三振に仕留めて石塚を二ゴロ。

そして圧巻は5回、2死一、二塁から4番ダルベックをフォークで空振り三振に斬って取った。

あのガッツポーズには、わしも思わずテレビの前で叫んだわ。

解説の江川卓氏が5回の投球前に 「嫌なまわり方、味方が少し色々なことでうまくいかなかった回ですからね。そのあとって難しいんですよピッチャーって、ここを0点でいくとすごい収穫があると思います」 と語っとったが、斉藤優汰はまさにその収穫を自分の手で刈り取ってみせた。

5回93球、3安打1失点、5奪三振、最速153キロ。数字以上に中身の詰まったピッチングじゃった。

新井監督が5回を投げ終えた斉藤優汰の好投をたたえるシーンもあったという。前回登板の7月15日DeNA戦の後、新井監督は 「これまでは自分と勝負していた感じだったが、相手と勝負ができ始めている」 と言っとった。

きょうの投球は、まさにその言葉を証明するもんじゃったと思う。

6回には2死一、二塁からルーキーの勝田がセンター前に貴重なタイムリー。3-1。この追加点がどれだけ大きかったか。

8回にはさらに小園の三塁打からモンテロのタイムリー、名原の2点タイムリーなどで一気にたたみかけて6-1。

終わってみれば11安打の快勝じゃった。

巨人を3安打に封じた継投陣も見事じゃった。髙、遠藤、ハーン、森浦とつないで6回以降を完璧に抑えた。

チーム全体で勝ち取った白星じゃけど、やっぱりきょうの主役は斉藤優汰よ。

2022年のドラフト1位で苫小牧中央から入団してここまで長かった。

去年のプロ初登板から1年以上。今季も2度の先発で勝ちがつかず、前回のDeNA戦では5回途中で降板して悔し涙をのんだ。

そのたびに成長しながら、また東京ドームのマウンドへ帰ってきた。

巨人戦の連敗5もストップ。チームの3連敗も止まった。

5位という現実は変わらんけど、22歳の右腕が道産子バッテリーでつかんだ1勝は、この先のカープにとって小さくない意味を持つはずじゃ。

きょうのウイニングボール、斉藤優汰はどんな気持ちで握っとるんかのう?

24日オールスター前最後のヤクルト3連戦。

3連勝スイープで後半戦に弾みを付けたいもんじゃ。

プロ初勝利は叶わなかったけど首脳陣の信頼を得た斉藤優汰 次は東京ドームで魅せてくれ!
DeNA 4 - 6 カープ110球を投げ抜いた22歳の背中にマツダスタジアムの拍手が降り注いだ。プロ初勝利には届かんかった。じゃけど、きのうの斉藤優汰の投球は勝ち負けの数字だけでは測れんもんがあった。7月15日、曇り空の広島は蒸し暑かった。18時のプレーボールから、空気がまとわりつくような夜じゃった。相手先発は今季防御率2.29の左腕エース東。今季ここまで3試合の対戦で1勝2敗、防御率1.36と抑え込まれとった難敵を相手にカープは斉藤優汰を先発のマウンドへ送り出した。初回、いきなり試される。勝又、佐野にヒットを許し、2アウト一二塁から筒香にライトへ先制タイムリーを打たれた。左打者3人に立て続...

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