なぜか消化試合になると俄然強さを発揮しているカープちゃん 来季も大瀬良・菊池・秋山のベテランでいくよ~

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大瀬良大地2026初勝利

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DeNA 3 – 5 カープ

借金18のチームがなぜか3連勝している。

この事実だけでもうビールがうまい。

順位表だけ見たらとっくに来年の話をしていてもおかしくない位置にいるのに、このチームはいま妙に元気だ。

9月も終わろうとしているこの時期に、なぜか目つきが変わっている選手がいる。

年俸の査定、来季の契約、あるいは男の意地!?

消化試合という言葉が似合わない空気が、きょうの横浜スタジアムにはあった。

余裕で接戦をものにしたカープだけど、先発の栗林は初回からいきなり苦しんだ。

度会、牧に連続四球。ノーアウト1、2塁で筒香、エンカーナシオンを迎える場面は、さすがに胃が痛くなる展開だわ。

ここで筒香を見逃し三振、エンカーナシオンをセカンドフライに仕留めたのは見事だったけれど、2アウトから宮﨑にレフト前へ運ばれて先制を許した。

宮﨑のバットコントロールには、何度やられても感心する… うそ、怒りしか沸かない。

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片山の壁と 3回の執念

DeNA先発の片山皓心が厄介だった。

左腕から繰り出される球は低めに集まり、2回まではほぼ手も足も出ない。

勝田が三球三振に倒れたときは、きょうも片山にやられるのかと正直覚悟した。

前回の対戦でも完封されている相手なだったけど、3回に流れを掴んだ。

先頭の石原がライトフェンス直撃のヒット。8番打者の1本が凍っていた打線を溶かしはじめる。

栗林がきっちり送って、中村奨成がフォアボールを選び、勝田も粘ってフォアボールで出塁して1アウト満塁。

片山の制球が少しずつ乱れていくのが見てとれた。

ここでベテラン菊池涼介。カウント0-2と追い込まれてから、レフト前にはじき返した同点タイムリー。

追い込まれてからの菊池が一番怖いということを、片山はまだ知らなかったのかもしれない。

続く坂倉へのデッドボールが押し出しとなって、2-1と逆転。

満塁のまま畳みかけたかったところで佐々木がセカンドライナー、ファビアンが見逃し三振と、もどかしさも残った。

畳み掛けてくれよカープ。

栗林は3回以降、立ち直った。4回のエンカーナシオン、宮﨑をダブルプレーで片づけたのは大きかった。

菊池、勝田の二遊間がきっちり仕事をして、マウンドから栗林が笑顔で賛辞を送ったチームワーク。

ところが6回、2アウトから筒香にやられた。

右中間スタンドに放り込まれた20号ソロホームラン。2-2の同点。

DeNAのキャプテン、あの男はほんとうに怖い。2アウトから一発で試合を振り出しに戻された。

あのセンター前がなければ きょうの勝利はなかった

7回、蝦名にセンターへの三塁打を打たれ、松尾のレフト前タイムリーで3-2と逆転された。

栗林の球数もかさんでいたし、7回3失点なら先発としての仕事はしている。

ただ、リードを守りきれなかったもどかしさは、投げた本人がいちばん感じていたはずだ。

ここからが、きょうの試合の本番だった。

8回、DeNAは2番手の浜地を送ってくる。菊池がショートゴロ、坂倉がセカンドゴロ。2アウトランナーなし。

「もう終わりか」カープファンの誰もが思ったはず。

2アウトから佐々木がフォアボールでつなぎファビアンがライト前に運んで2アウト1、3塁。

この2人のつなぎがなかったら、何も起こらず終わっていた。

代走の辰見が3塁に、大盛が1塁に。

ここで結果の出ていなかった末包がセンター前へ弾き返したす今季初タイムリーヒットで、3-3の同点。

テレビの前で思わずガッツポーズ。

打率.148の男がここで打つのか。年俸の増減の当落線上にいる選手の一打には、計算を超えた何かが宿る時がある。

代打の秋山がショートゴロに倒れて8回は終わったけれど、試合の流れは完全にカープに傾いていた。

8回裏は大瀬良大地がマウンドに上がった。今季、先発で2度投げて散々な結果だった35歳。

ファームで打ち込まれ、中継ぎに配置転換されて、ようやく1軍のマウンドにいる。

度会をセカンドゴロ、牧をセカンドゴロ、筒香をセンターフライに抑え12球で3者凡退。菊池のグラブに収まる打球の音だけが静かに響いた。35歳の男の右腕はまだ力を失っていなかった。

9回、DeNAは今季17セーブの守護神レイノルズを投入した。

だが、調子が悪かったのね。代打の佐藤啓介にフォアボール、中村奨成にもフォアボール。ノーアウト1、2塁。勝田がきっちり送って1アウト2、3塁。

ここでもうすぐ2000本安打に手が届くベテラン・菊池涼介。

5打数で2安打目となるセンター前の2点タイムリーヒット。0-1からの2球目のカットボールを迷いなく振り抜いた。

打球がセンターを転がっていくあいだ、3塁走者の名原が、2塁走者の中村奨成が、次々とホームを踏んだで、5-3逆転。

勝負どころで打てる男は、打席に入る前からオーラが違う。きっと菊池は、あの瞬間レイノルズの揺らぎを見抜いていたんだろう。

3回のタイムリーと合わせてこの日3打点。36歳のベテランがチームの勝利をたぐり寄せた。

大瀬良の白星と終わらないシーズン

9回裏は森浦がきっちり3人で締めた。エンカーナシオンをファウルフライ、宮﨑をライトフライ、蝦名を空振り三振。24セーブ目。

最後の蝦名のバットが空を切った時、「ふう」と息を吐いた。

この勝利で大瀬良に今季初白星がついた。入団1年目の2014年から13年連続の勝ち星。

先発から中継ぎへ、2軍から1軍へ。どんな形でも投げる場所があるなら腕を振る。

「行けと言われれば、どこであろうと意気に感じて投げたい。すべてをチームに捧げるつもりでここに来ている」

以前そう語った言葉が、きょうの3者凡退に詰まっていた。

5位のカープは4位ヤクルトと0.5ゲーム差に迫っている。順位がどうこうという段階ではないのかもしれない。

でもこうやって一つずつ勝つたびに、選手の顔つきが変わっていくのが見える。

末包の今季初タイムリー、菊池の決勝打、大瀬良の初勝利。

消化試合と呼ばれるこの時期にこそ、来年につながる芽が出るはずと信じている。

接戦に俄然強くなったカープ。この感覚を来シーズンに繋げてくれ。

栗林良吏10奪三振で6勝目 CSへ最低限のカード勝ち越し きょうから巨人叩き
中日 2 – 5 カープバンテリンドームのマウンドに栗林が立っとる姿は何とも言えん感慨があった。5月22日、右足内転筋を痛めてこの球場のマウンドを途中で降りた男がもう一度ここで先発する。それだけでもう栗林のストーリー。3回、石川に左中間へ打たれた。2ランホームラン。初回から2死満塁を背負い、2回も得点圏に走者を置いてようやくしのいだ直後の一発。イヤな空気が漂う。前日は逆転負けを食らっとるし、このまま連敗したら昨季の9月急降下が頭をよぎる。4回の攻防がすべてを変えた大盛の執念ところが4回、カープ打線が金丸を飲み込んだ。モンテロと坂倉が出塁して、ノーアウト1・2塁。佐々木がレフト線へ引っ張ってタイ...

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