3年連続でアレを見るのはイヤなんだよね 信じてるよ新井貴浩

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新井貴浩3年連続胴上げ阻止

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新井監督が本拠地最終戦を前に3年連続の眼前胴上げ阻止を誓った。

「3年連続は見たくない」

そりゃそうだ、こっちだって見たくない。でもこの一言を、新井監督の口から聞かなきゃいけないところが今のカープの現状だ。

きょう午後2時からはじまるカープの本拠地・マツダスタジアム最終戦。チケットは完売。

本拠地最終戦で、よりによって阪神のマジックは「1」。負けても引き分けても、あのグラウンドで阪神の選手たちが連覇の歓喜に沸く。

そんな光景がちらつく土曜日の昼下がりなんて、たまったもんじゃない。

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あの言葉の奥にあるもの

新井監督のコメントは、短いけれど重かった。
「いろんなことがありましたけど、ファンの方にも良い試合を見ていただけるように頑張るだけ」

この「いろんなこと」に、どれだけの意味が詰まっているか。

59勝76敗。借金17。9月21日にBクラスが確定して、グラウンド外でも激震が走ったシーズンだった。

それでも新井監督は「頑張るだけ」と言った。飾らない言葉だからこそ、逆にずしんとくるのよ。

だけどね、もうひとつ引っかかったコメントがある。

「3年連続は見たくない。それは自分だけではなくて、選手も全員が思っている」

ここだ。自分だけじゃない、選手全員がと言い切った。あえてチーム全体を巻き込んだ。

指揮官の目線がそこにあるということが、きょうの試合へ臨む覚悟を決めるんじゃないか。

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マツダスタジアムのマウンドに立つ男と越えなきゃいけない壁

2024年9月28日。マツダスタジアムで巨人に1対8。首位から失速した末の、あの完敗。レフトスタンドの声が、途中で消えていった記憶がある。

2025年9月7日。甲子園で阪神に0対2の完封負け。NPB史上最速の優勝を、よりによってカープ戦で決められた。

ベンチから出てきた選手たちの、あの何とも言えない表情。

3年連続。しかもきょうは広島の聖地だ。満員のマツダスタジアムで、目の前で胴上げを見せつけられるのか。それだけは勘弁してほしい。

きょうマウンドに上がるのは森下暢仁。今季は7勝11敗、防御率3.46と、数字だけ見れば苦しんだシーズン。

去年は防御率2.48を記録しながら援護に恵まれず6勝14敗。2年続けて負け数が二桁に届いてしまった。

それでもローテーションを守り続けている。この男のマウンドでの仕草を見ていると、腹の底にある火が消えていないのがわかる。

ロジンバッグを叩くときの力の入り方とか、ピンチでキャッチャーのサインに何度も首を振るあの粘り。あれは惰性で投げている投手の顔じゃない。

対する阪神の先発は才木。10勝5敗、防御率2.32。正直、今季のセリーグで最も打ちづらい投手のひとりだと思う。

去年も防御率1.55で最優秀防御率のタイトルを獲った男。簡単に崩れるわけがない。

でも、対戦成績を見てくれ。今季のカープ対阪神は10勝11敗1分。ほぼ互角なんだ。

勝てない相手じゃない。甲子園でも、マツダでも、食らいついてきた試合はいくつもあった。五分でやり合えるだけの力は、カープにはある。

ここが大事なところだ。きょうだけは相性とか成績とか、そういう理屈の外にある試合になる。理屈で語れない試合を動かすのは、たぶん気持ちだ。

マツダスタジアムのホーム成績は33勝36敗1分。5年ぶりの本拠地負け越しはもう決まっている。

ここで37敗目を喫すれば、マツダスタジアム開場以来のワーストタイに並ぶ。ファンの前でそんな記録を残して終わるわけにはいかないだろう。

阪神が強いことは、素直に認める。77勝59敗でマジック1まで来たチームにはそれだけの理由がある。

才木を筆頭にした投手力、勝負どころで崩れない野球。敬意を払ったうえで、それでもきょうだけは勝ってほしい。

苦いシーズンだったのは間違いない。開幕カードこそ中日に3連勝して「今年は違う」と胸が躍ったのにそこから波に乗り切れなかった。

グラウンドの外から届くニュースに心がざわついた日もあった。順位表を見るのがつらい夜もあった。正直に言えば、テレビを消した夜だってあった。

それでもきょう、マツダスタジアムは満席になる。チケットは完売した。あの席を埋める一人ひとりが、苦しいシーズンの最後に、せめて本拠地で勝つ姿を見届けたくて球場に向かうんだろう。

新井監督が「ファンの方にも良い試合を」と言ったとき、その一人ひとりの顔が浮かんでいたんじゃないかと思う。

きょうの14時、マツダスタジアムの空気はいつもと違うはずだ。10月の強い日差しの下、森下が第1球を投じるときスタンドのざわめきが一瞬だけ止まる。あの静寂と、その直後に弾ける歓声を選手は感じて闘ってほしい。

3年連続は見たくないのは同感だ。だからきょうはテレビの前で正座して見届ける。

頼むぞ森下。頼むぞカープ。マツダスタジアムの最後を歓喜で締めてくれ。

勝田成と赤木晴哉 同期ルーキーがお立ち台に並ぶカープファンの幸せ
巨人 2 - 3 カープマツダスタジアムの巨人4連戦、最後の金曜ナイター。優勝争いの渦中にいる相手に対して、カープはこの4連戦を3勝1敗で勝ち越した。順位表だけを見れば消化試合と呼ばれてもおかしくない。でもこの日のマツダスタジアムには、消化試合の空気なんてどこにもなかった。先発のマウンドに立ったのは、ルーキー右腕の赤木晴哉。この日はブルペンデー。3イニングを任された1番手が、この試合の流れを決めることになる。対する巨人の先発は10勝の井上温大。正直、打線の力を考えれば簡単にはいかない相手だった。まあ、最近巨人の打線はヘロヘロなの逆転優勝の緊張でカチンコチンなのか、まったく機能していません。赤木...

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