2026年試合所感

2026年試合所感

名原典彦!きみはほんまにええ男じゃのう 121番の2試合連続マルチヒットが照らすカープの未来

中日 3 – 5 カープバンテリンドームに背番号121が躍り出たとき、あのスタンドの空気がちょっとだけ変わった気がした。5月23日、土曜14時。3万6684人のバンテリンドームでカープはきのうの敗戦を引きずるわけにはいかんかった。1番センターに名原典彦。支配下登録3日目で92番のユニホームがまだ届かんまま、育成時代の121番を背負ってまた打席に立つ。初回、先頭打者の名原がいきなりセンター前に弾き返した。大野雄大の142キロを、ぶれん軸でコンパクトに捉えたあの打球を見てわしは思わず声が出た。続く菊池が送って、3番小園が右翼線へ引っ張る先制タイムリー二塁打。1点を先に取る、それだけのことがこのチー...
2026年試合所感

栗林良吏の異変に凍りついた夜 背番号121・名原典彦の三塁打が灯した希望

中日 6 - 2 カープあの栗林が自分から球審に歩み寄った。その瞬間バンテリンドームのビジター席がしんと静まりかえった。5月22日金曜日のナイター。防御率0.78、19イニング連続無失点。前回登板で今季2度目の完封を飾った右腕がわずか17球でマウンドを降りるなんて誰が想像できたか。1回2アウトから細川に四球を与えた直後、栗林は異変を訴えてベンチへ小走りに引き揚げた。右内転筋の違和感。数分後にマウンドへ戻ったけど、もう球が走っとらんのは素人目にもわかった。阿部に先制タイムリーを右前へ運ばれ、石伊にも続かれて0-2。ここで栗林は二度目のベンチ裏行きそのまま降板となった。チームトップの4勝を挙げとっ...
2026年試合所感

追いついたのに勝てんかった 四球とエラーが奪った勝利からのずぶ濡れ敗戦

カープ 3 – 4 DeNA四球、捕逸、野選雨に煙るマツダスタジアムでミスという名の毒がじわじわとカープの体に回っていった。3点差をひっくり返しかけた粘りは本物じゃったのに、最後の最後でまたしても自分たちの手で勝利を手放した。5月20日、観客20,937人が見届けたのはそういう試合だった。42日ぶりのマウンドに上がった先発の森翔平。復帰登板というだけで少し胸が熱くなるもんじゃが、この日の森は制球が定まらんかった。0-0の3回、先頭の投手・島田に四球を出してしもうた。投手に四球というのはもうほんまにいちばんやっちゃいけんやつよ。捕逸と野選が呼び込んだ失点 森と持丸の復帰登板は苦い結末に2アウトま...
スポンサーリンク
2026年試合所感

床田寛樹6回無失点の意地 中軸それぞれのお仕事でカープ18日ぶり連勝の夜に思うこと

DeNA 1 - 3 カープマツダスタジアムの夜風がほんのすこしだけ甘くなった気がした。きょうの床田は立ち上がりから違うとった。初回、蝦名をライトフライ、度会をレフトフライ、筒香を遊ゴロ。3人でぴしゃり。あの力みのない腕の振りを見た瞬間に、きょうはいけるかもしれんと思うた自分がおった。DeNA戦は今季ここまで1勝6敗1分。マツダでのDeNA戦にいたっては3戦3敗、昨季から5連敗中という、もう数字を見るだけで胃がきりきりするような相性の悪さじゃった。床田自身もDeNA相手に今季3戦未勝利。前回5月5日の横浜では6回5失点と打ち込まれとる。それでも登板前日、床田は「今年まだ勝っていないので、なんと...
2026年試合所感

敵地甲子園 野間の一打と岡本の粘りで掴んだ1-0完封リレー 旨いビールと来週への活力をくれたカープ

阪神 0 - 1 カープ日曜日の甲子園で、1-0の完封勝ちじゃ。6回まで2安打9三振に抑え込まれとった試合を、たった1本のタイムリーでひっくり返した。しかもこのカード、5カードぶりの勝ち越し。阪神相手に限れば、昨年4月の甲子園3連戦以来どんだけ待たされたか。14勝22敗、借金9のチームがセリーグ2位の阪神から敵地で勝ち越しを決めたいう事実がきょうはもう何よりの肴になる。岡本駿 甲子園のマウンドで見せた成長正直に言うと、きょうの先発が岡本と聞いたとき少しだけ胃が重たくなった。あの4月20日の甲子園を忘れとるカープファンはおるまい。坂本への危険球退場、藤川監督の激昂して警告試合。あの日から約1カ月...
2026年試合所感

完封だけはさせん 9回の大盛と野間の連打から坂倉があと一球コールを切り裂いた明日への希望

阪神 3 - 1 カープ完封返しだけは喰らわんかった。甲子園に「あと1球」コールが響きわたるなか坂倉のバットだけが沈黙を拒んだ。4回までパーフェクトに封じられ8回を終えてわずか3安打。村上頌樹という投手の前に、カープ打線はほとんど何もできんかった。それでも最後の最後に意地を見せた選手がおったことだけは、きょうという試合を語るうえで絶対に忘れたくない。初回の失点と村上の壁に沈んだ序盤先発の森下は立ち上がりから苦しんだ。初回、先頭の高寺にライト前で出塁を許しすぐに二盗を決められる。中野にはストレートの四球でノーアウト一・二塁。森下のセンターフライで打ち取ったはずがカットマンへのつなぎが甘く、走者の...
2026年試合所感

きょうだけは笑わせてくれ 栗林良吏が甲子園で1安打完封 モンテロ弾とともにカープの誇りを守った夜

阪神 0 - 2 カープ昼間のニュースが胸に刺さって抜けんかった。広島地裁から届いた元カープ選手・羽月隆太郎被告の初公判。そして法廷で放たれた「周囲に吸っているカープ選手もいた」という証言。借金8のチーム成績だけでも十分しんどいのにその上にこれか、と。スマホの画面を閉じてもうきょうは野球を見る気力がないかもしれんと思うた。鈴木清明球団本部長が甲子園で「再調査します」と言うたらしい。ほんまにどこまで根が広がっとるんか考えるだけで気が重い。そんな金曜の夜、甲子園のマウンドには栗林良吏がおった。モンテロの一振りが沈黙を破る相手先発は天敵・大竹。甲子園での広島戦は8試合で6勝0敗という思い出すだけで胃...
2026年試合所感

逆転の歓喜は一瞬だった 2試合連続サヨナラ負けでもカープを信じ続ける理由

巨人 4x - 2 カープ(延長12回サヨナラ負け)福井の夜空に消えていったあのボールが、まだ目の裏に焼きついとる。5月13日セーレン・ドリームスタジアム。1万7018人が詰めかけた地方球場でカープは2試合連続のサヨナラ負けを喫した。延長12回、勝ち越した直後の裏。坂本勇人に逆転サヨナラ3ラン。しかもそれが通算300号というメモリアルアーチじゃけえやられた側としてはたまったもんじゃない。おめでとう。借金は今季ワーストの9。過去にこの数字からリーグ優勝したチームはないと、数字だけ見りゃ絶望的なことを書かれとる。前日の岐阜でも佐々木にサヨナラ2ランを食らっとるんよ。2日続けてサヨナラホームランで試...
2026年試合所感

もうカープは連勝できんのか? 岐阜の夜空に消えた坂倉の6号 中日も負けてよかった最下位争い

巨人 5x - 3 カープ右中間スタンドに打球が吸い込まれた瞬間、長良川球場の空気が全部向こう側に持っていかれた。3-3の9回裏ノーアウト一塁から佐々木に叩き込まれたサヨナラ2ラン。中崎がマウンドでうつむく姿をわしはただ黙って見つめるしかなかった。きのうヤクルト戦を4-0で完封してようやく連敗を2で止めたばかりじゃった。これできょう勝てば今季4度目の連勝。たった2つ続けて勝つことがこんなに遠いチームになってしまったんかと思うと、情けないやら悔しいやらいろんなもんが込み上げてくる。12勝20敗2分で借金は再び8。今季ワーストタイに並ぶ数字が5月の半ばにしてのしかかる。昇格速スタメン・田村の一打と...
2026年試合所感

母の日の完封リレー 7人でつないだゼロの美しさ ブルペンデーを勝利で飾り即日最下位脱出

ヤクルト 0 - 4 カープマウンドに立った母親の山なりのボールが数バウンドして持丸のミットに収まったときマツダスタジアムに温かい拍手が広がった。母の日のきょう、プロ初先発のドラ5・赤木晴哉の母・恵美さんが始球式を務めそのまま息子へバトンが渡る。8人きょうだいを育て上げた母ちゃんから、22歳のルーキーへ。こんな巡り合わせがあるんじゃねぇ。イベント自体は4月下旬に発表されとったもので赤木がこの日の先発に抜擢されたのは偶然じゃった。運命的な"母子リレー"にバックネット前ではきょうだいや甥っ子ら大勢の親族が見守る。赤木は試合前に「初先発で緊張するので、どういう心境なのか分からないですけど、しっかり見...
2026年試合所感

最下位転落 いつもの試合展開のカープに声も出んよ あすの母の日は赤木ファミリーパワーで勝つ!

カープ 0 - 4 ヤクルト5月の青空が広がるマツダスタジアムで32,146人が声を枯らす場面は最後まで来んかった。14時に始まったデーゲームはわずか2時間45分で終わった。たったの2安打。今季6度目の完封負けでカープは2025年4月以来の最下位に転落した。借金は今季ワーストの8に膨らんだ。開幕3連勝がまるで別のチームの話みたいで32試合目にして6位。順位表の一番下に「広島」の文字があるのを見て胸の奥がぎゅっとなるわ。ヤクルト戦は今季1勝6敗。7試合でわずか7得点しか取れとらん。相性が悪いなんて言葉じゃ済まん、もはや深刻な「燕アレルギー」じゃ。投手に打たれた2回 併殺で潰れた反撃の芽先発の岡本...
2026年試合所感

もう何回祈りゃええんか?いつも同じ負け方がカープファンを球場から遠ざける

カープ 1 – 4 ヤクルト満塁の時の祈り方を教えてつかーさいあげ太くんを見たらイラッとするようになった8回裏、2アウト満塁。スコアは1-4。テレビの前で腰が浮いた。ここで打ったらまだわからん。野間の打席、高めのストレート。打球がセンターへ上がった瞬間、声にならん声が出てそれから静かになった。5月8日マツダスタジアム。午前中の曇り空が午後にはようやく晴れてナイターの風はどこか涼しそうだった。気温は20度を少し超えたくらい。26,651人の観客がカープのユニフォームを着てスタンドを赤く染めとった。けど、試合が終わったあとのあの静けさはなかなか忘れられんじゃろう。広島駅までの失意のカープロード行軍...
2026年試合所感

ゴールデンウィーク最終日に2桁10得点 我らのカープがDeNA戦9連敗を止めた日

DeNA 0 – 10 カープゴールデンウィーク最終日の横浜スタジアムでほんまに久しぶりの景色を見た。10-0の完封勝ち。スコアだけ見たら嘘じゃろうと思うようなDeNA相手の大勝。DeNA戦は昨年から9連敗。今季も開幕から6連敗のあと引き分けを挟んでまだ1つも勝てとらんかった。10連敗まで伸びたら1950年から51年の大洋戦以来、球団創設期の屈辱に並ぶところじゃった。そのギリギリで止めたんじゃけぇ、この1勝の重さは数字以上のもんがある。菊池のひと振りが横浜の空気を変えた試合が動いたのは3回だった。1アウトから持丸が内野安打で出塁し、2アウト後に秋山が左前打でつないで1・2塁。ここで打席に入った...
2026年試合所感

なんでDeNAに勝てんのよ… 持丸のプロ初ホームランに救われた鯉のぼりの日

DeNA 5 - 5 カープこどもの日の横浜スタジアムでまたしてもカープはDeNAに勝てんかった。昨年9月から続いとった対DeNA9連敗は引き分けという中途半端なかたちでまだ止まっとらん。延長12回、3時間59分。勝ちでも負けでもないなんとも言いようのない結末じゃった。ほいでも、きょうはちょっとだけ違った。9回に持丸泰輝がバックスクリーン右へ放り込んだプロ1号。あれがなかったら、カープファンはたぶんきょうの試合を思い出すたびに胃が痛うなっとった。先制しても守れん もどかしさの4回と6回2回表、カープは相手のミスも絡めてまず先制した。平川がバントを転がすと、DeNA捕手の山本が三塁へ悪送球。さら...
2026年試合所感

坂倉のグランドスラムで勝てんのなら いったいどうやって勝つんよ

DeNA 11 - 8 カープ初回ライトスタンドに坂倉の打球が吸い込まれたときテレビの前で声が出た。満塁ホームラン。4点先制。ゴールデンウィークの横浜でようやくDeNAに勝てる試合が来たとそう思うたわ。思うただけじゃった。5月4日、横浜スタジアム。33,588人の観衆が見守るなかでカープはまたしてもDeNAに敗れた。昨季から続く対DeNA戦の連敗はついに9。1987年以来、実に39年ぶりの屈辱じゃという。借金は今季最多に並ぶ7。セリーグ5位のまま、ずるずると沈んでいく。大瀬良の右腕が止められんかったもの初回を三者凡退で切り抜けた大瀬良を見て少しだけ安心しとった。4点のリードがある。右肘の手術を...
2026年試合所感

きのうの中日ですか? 太陽の光に消えた連勝とカープ自滅で5度目の零封負け

カープ 0 – 4 中日ゴールデンウィーク初日のデーゲーム。32,278人がマツダスタジアムに詰めかけた土曜の午後にカープは今季5度目の零封負けを喫した。スコアボードに並ぶゼロの列を見ながら、わしはきのうの試合を思い出して笑いがこみ上げたわ。きのうは中日が4つのエラーで崩れてくれて7回に4点をもらった。ボスラーの悪送球、鵜飼の後逸。「相手のミスに助けられた勝ちじゃ、手放しでは喜べん」と書いたばかりじゃった。ほいで、きょうはまるで鏡写しのようにカープのほうが自滅して中日に4点を献上した。こんな皮肉があるかいな。ターノックの粘投を打線が見殺しにした午後先発のターノックは5回を103球、4安打無失点...
2026年試合所感

岡本駿が先発初白星 秋山の猛打賞と7回の猛攻でカープ 鯉の5月反攻へを白星発進

中日 3 – 7 カープマツダスタジアムのスコアボードに「7」の数字が灯ったとき、ため息とも歓声ともつかん声が胸の底から漏れた。約1か月ぶりの連勝。ほんまに久しぶりすぎて、勝ち方をちょっと忘れとったんじゃないかと思うくらいじゃった。5月1日ゴールデンウィーク前日金曜のナイター。28,127人が詰めかけたマツダスタジアムでカープは中日を7-3で下した。今季3度目の2連勝で鯉のぼりの季節をどうにか白星で迎えた格好になる。ただし、正直に言うておくとこの試合は中日の4つの失策に助けられた部分がかなり大きい。勝ちは勝ちじゃが手放しで喜べるほどカープの地力が戻ったかというとそこはまだ怪しいと思うとる。秋山...
2026年試合所感

ノーヒットノーランを喰らうペース でも坂倉の逆転3ランホームランが苦しみぬいた4月を締めくくった

巨人 2 – 3 カープたった3安打で試合をひっくり返した。7回2死まで1本のヒットすら出んかったチームが8回のたった1発で東京ドームのレフトスタンドに陣取るカープファンの歓喜を呼び込んだ。4月30日、東京ドーム。41,979人のほとんどがオレンジのタオルを振るなかカープ打線は巨人先発ウィットリーにまるで手も足も出んかった。初回から直球で押され、変化球でかわされ、5回までに10三振を喫した。大盛が2打席続けて空振り三振、坂倉も2打席連続三振。6回には1イニングで3四球を選びながらも無安打というなんとも歯がゆい展開じゃった。巨人は2回に増田陸のセンター犠牲フライで先制して、流れは完全に向こうにあ...
2026年試合所感

広島出身の子が東京ドームで立ちはだかる 連勝逃すも若鯉は確かに育っとる

巨人 4 - 2 カープきのう18安打11得点で東京ドームを赤く染めたはずのカープ打線が、たった一晩で別のチームになっとった。4月29日、昭和の日のナイター。連勝を懸けた一戦は広島出身のルーキー左腕に初回からねじ伏せられるという皮肉な幕開けじゃった。巨人先発の竹丸は崇徳高から城西大、鷺宮製作所を経て2025年ドラフト1位で入団した24歳。広島で生まれ育った左腕がプロで初めてカープと対峙する日。1回表、秋山を見逃し三振、菊池を空振り三振、小園もハーフスイングを取られて三球三振。上位打線を3者連続三振に仕留める完璧な立ち上がりにレフトスタンドの赤い一角が静まり返った。2回の好機を逃した代償 森下が...
2026年試合所感

開幕投手・床田寛樹今季初勝利 324日ぶり2桁得点でカープベテラン&若鯉の鬱憤が弾けた夜

巨人 1 – 11 カープ8試合連続で2点以下。4月のチーム打率は.199。もうどうやって点を取るんか、ほんまに忘れたんじゃないかと思うとった。それがどうじゃ18安打11得点。東京ドームに詰めかけた4万2千の観衆の前でカープの打線がほんとうに、ようやっと息を吹き返した。3回2アウトから菊池がレフトへ弾き返す先制タイムリー。フルカウントからの一打じゃった。なかなか点が入らんチームにとってこの1点がどれだけ貴重だったか。続く坂倉がライトへ走者を迎え入れるタイムリーツーベースを放って、0-2。じわっと空気が変わりはじめた瞬間をわしはテレビ越しにちゃんと見とった。坂倉の3ランが東京ドームの天井を突き抜...
2026年試合所感

栗林の力投も報われぬカープ打線が無言で沈んだ甲子園の日曜日の午後

阪神 1 – 0 カープ栗林良吏は何も悪いことをしていない。それだけは言わせてほしい。甲子園4月26日の日曜日。4万2千人を超える観衆がスタンドを埋め午後2時のプレーボールから2時間29分、カープはただの一度も相手の本塁を踏めんかった。踏まれたのはこちらでそれも1点だけ。たった1発、佐藤輝明の右越えソロが全てだった。先発・栗林良吏の孤独な投球開幕から先発に転向し、防御率1点台を維持してきた栗林が今季初めて黒星をつけた。0対0の四回ノーアウトで打席に入った佐藤輝に高めの直球を持っていかれた。ボール気味の球だったと新井監督もきっぱり言った。「高さはボールだったので。高めのボール球を、甲子園であそこ...
2026年試合所感

そがいな足があったんか!?辰見鴻之介の爆速二盗と代打モンテロで精一杯の同点延長引き分け

阪神 2 – 2 カープ(延長12回引き分け)1点を追う9回表、カープは5人を送り込んで試合を振り出しに戻した。土壇場とはこういうことを言うのか?8回裏に小幡の押し出し四球で勝ち越しを許し、1-2で迎えた9回表。観衆4万2千を超えた甲子園のマウンドには岩崎が立っていた。誰もが「きょうもこれで終わりか」と思い始めたあの空気の中でカープベンチが動き始めた。菊池が代打で登場し粘って四球をもぎとった。ノーアウト一塁。ここで新井監督が迷わず辰見鴻之介を代走に送る。初球スタート 甲子園が息をのんだ岩崎がけん制を一度入れる。梅野とバッテリーを組んで当然警戒している。それでも辰見は動じんかった。初球、完璧スタ...
2026年試合所感

由宇が燃えた 18安打11得点 2軍の底力が1軍へ送る無言の檄

カープ 11 – 5 ソフトバンク(ファーム西地区 / 由宇球場)4月24日の由宇球場で、カープ2軍が18安打11得点の大勝を収めた。1軍が2戦連続完封負けを喫した翌日にですよ。静まり返ったマツダスタジアムとは裏腹に、由宇のグラウンドはうるさそうだった。脚のスペシャリスト・辰見鴻之介が4安打3打点で暴れ、降格即実戦のファビアンがしっかり2本レフト前に運ぶ。前の試合から2戦合計40安打30得点。「なんじゃこれは!」 わしは夕方にスコアを見てしばらく画面をじっと眺めてしまった。由宇で花開いた男たちの打撃先発した相手はソフトバンクのベテラン右腕・東浜。球は古ぼけてはおらんけどカープ2軍打線がいっちょ...
2026年試合所感

あきらめよう!去年は40イニング無得点 今年は22イニング無得点進行中 成長しないカープ

ヤクルト 2 – 0 カープスコアボードのゼロが9つ並んだ。26,027人が詰めかけたマツダスタジアムの春の夜 カープの打線はまたも沈黙した。7安打を放ちながら 得点はひとつも奪えんかった。前日22日の5回からつづく連続無得点は ついに22イニングに達した。岡本次は勝てる 野手が点を取れば...先発の岡本は よう頑張っとった。4回まで無失点。初めてのマツダスタジアムでの先発登板で 序盤の投球には落ち着きがあった。5回2死、長岡への四球 そしてサンタナへの148キロの真っ直ぐ。スタンド右中間に消えた打球を見送った瞬間 この試合の命運は決まった。「全力で腕を振って 甘くなったのは制球力不足。本塁打...
2026年試合所感

雨のマツダスタジアムで沈黙した貧打線 完封負けを聖地で見せつけられたズブ濡れの夜

ヤクルト 2 – 0 カープ霧雨が肌に染みる夜だった。マツダスタジアムのスタンドで、わしはずっとカッパも着ることなく試合を見つめ続けた。試合が終わったとき、正直もう立ち上がる気力もなかった。広島を愛した男にやられた夜山野は6回を投げて無失点、97球で25人と対峙しわずか5安打しか許さんかった。最速149キロの速球、シンカー、スライダーを丁寧に投げ分け、ランナーを出しても要所できっちり仕留める。「試合を作れたことがよかった」と本人は言っとったけど、こっちからすればただただ手も足も出んかったということじゃろ。開幕から4戦4連勝、両リーグ単独トップ。ヤクルトでは左腕として51年ぶりとなる快挙だという...