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塚本恋乃葉ちゃんがだんだんきれいになってますね。
塚本恋乃葉ちゃんの始球式から、すぐに中村奨成が初球マン振りしてレフトスタンドに届いた興奮はいったい何だったのか。
どこへ消えたんだろうか?
9月23日、マツダスタジアム。
秋分の日の祝日に集まった32,286人のカープファンは、試合開始からわずか数秒で天にも昇る気持ちを味わった。
1番・中村奨成が巨人先発・竹丸の初球をとらえ、レフトスタンドへ豪快に叩き込んだ。先頭打者初球ホームラン。球場はこの日いちばんの歓声に包まれた。
だけど、あの1球がこの試合のすべてだった。
結果は1-2の逆転負け。
巨人より1本多い6安打を放ちながら、得点はたったの1点。
しかもその1点は、プレーボール直後の1球で生まれたもの。
残りの8イニングで広島打線が刻んだ得点はゼロ。
こんなにむなしい「安打数で上回っての敗戦」があるの?
持丸の2つのミスが試合をひっくり返した
この試合の敗因を語るうえで避けて通れない名前がある。
7番・捕手の持丸泰輝。
まず4回。佐々木泰のヒットとファビアンのポテンヒットで無死一、二塁のチャンスが訪れた。
ここで打席に入った持丸に求められたのは、確実な送りバント。
ところが2球続けてファウルに。追い込まれたあげく、空振り三振。
バントすらまともに決められず、せっかくの好機がしぼんでいく。
続く勝田も空振り三振、床田はサードゴロ。無死一、二塁から得点なし。マツダスタジアムの空気がどんより重くなった。
その嫌な流れは、5回表の守備でとどめを刺す。
床田が踏んばって松本剛をサードゴロに打ち取った場面。
三塁・佐々木泰からホームへの送球を持丸がまさかの落球。
ボールは一塁側のファウルゾーンを転々とし、三塁走者だけでなく二塁走者まで一気に生還。
打ち取ったはずのサードゴロが2点タイムリーエラーに化けた。
投手にとって、これほど残酷な場面はない。
新井貴浩監督も試合後に「あれがタイムリーエラーになると投手はきつい」と語り、さらに直前のバント失敗にも触れて「嫌な流れになる」と苦言を呈した。
持丸は6回から清水に交代。祝日のマツダで、持丸が背負った十字架はあまりにも重かった。
バットがくるくる回った11三振の無力感
もうひとつ、この試合でカープファンが呆れたもの。
11三振ですよ。いくらデーゲームで暑いからといって扇風機はいらんよ。
竹丸の速球にバットが空を切る。リリーフ陣の変化球にタイミングが合わない。
くるくると回るバットを見るたびに、スタンドのため息は深くなっていった。
なかでも痛恨だったのは、6回の攻撃。坂倉のヒットを起点に、2死ながら満塁の大チャンスをつくった。
代打に送られたのはベテラン秋山翔吾。経験豊富な男の一振りに、球場中が期待を寄せた。
しかし結果は、中川の前に空振り三振。一打逆転のその場面で、バットは最後まで届かなかった。
床田寛樹は中5日のマウンドで93球を投げ、6回2失点。ただし自責点はゼロ。
本来なら勝ち投手の権利を手にしておかしくない内容だった。
新井監督が「ナイスピッチング」と言葉をかけたのもうなずける。
それだけに、味方のエラーと打線の沈黙で6敗目がついてしまったことがたまらなく悔しい。
これで広島の借金は今季ワーストタイの21。75敗目を数え、セ・リーグの順位表ではヤクルトと最下位を争う位置に沈んだまま。
ひとつだけ、光はあった。中村奨成が初球で見せたあの一振り。
新井監督は「速いボールにしっかりアジャストできるようになっている」と成長を認めた。
今季4度目の1番起用に、結果で応えた若鯉の姿は確かに頼もしい。
でも、そのたった1本の輝きを活かせないチームの現実があまりにも歯がゆい。
チャンスは何度もつくりながら、あと1本が遠い。バントは決まらない。守備のミスで失点する。
こういう試合を「もったいない」のひと言で片づけていいのか。
シーズン終盤、ここまで同じような負け方を繰り返しているカープに対して、ファンが求めているのは「ナイスピッチング」でも「いいホームランだった」でもないはず。
チームとして勝ち切る力を、どうやってつけていくのか。
祝日のマツダスタジアムで、あの初球の歓声は一瞬で消えた。線香花火かよ!?
きのうが劇的に勝利なだけあって、ほんとうにきょうはガッカリした。


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